首位フェイエノールト、破竹の7連勝で2位との差を「8」に！　菅原＆斉藤はフル出場／エールディヴィジ第27節

　エールディヴィジ第27節が4月1日と2日に各地で行われた。

　前節、2位アヤックスとの天王山を制して、勝ち点差を「6」にまで広げた首位フェイエノールトは、MF斉藤光毅が先発フル出場したスパルタ・ロッテルダムと対戦。敵地に乗り込んだフェイエノールトは12分、FWイゴール・パイションのゴールで幸先よく先制した。しかしその後はスパルタ・ロッテルダムの反撃に遭う展開に。左サイドでボールを受けた斉藤のカットインからのシュートは防いだものの、33分にDFミカ・ピントの強烈なミドルシュートに被弾。それでもフェイエノールトは、前半アディショナルタイムのGKティモン・ヴェレンロイターのPKストップで危機を乗り越えると、70分にFWサンティアゴ・ヒメネスが勝ち越しゴールを挙げる。76分には、FWアリレザ・ジャハンバフシュの追加点。フェイエノールトは3−1でスパルタ・ロッテルダムを撃破し、リーグ戦破竹の7連勝を飾っている。

　3連覇を目指すアヤックスは、敵地でゴーアヘッド・イーグルスと対戦。首位決戦での敗戦を払拭したいアヤックスはFWドウシャン・タディッチやFWブライアン・ブロビーらを中心に攻撃を仕掛ける。32分にはFWモハメド・クドゥスがヘディングでゴールネットを揺らすも、オフサイド判定により取り消しに。その後もMFデイヴィ・クラーセンのシュートなどで相手ゴールを脅かしたが、最後まで1点が遠くスコアレスでタイムアップ。痛恨の引き分けとなり、フェイエノールトとの勝ち点差は「8」に広がってしまった。

　3月の『キリンチャレンジカップ2023』で日本代表の新たな右サイドバックとして存在感を示し、オランダへと戻ったDF菅原由勢が先発フル出場したAZは、ヘーレンフェーンと対戦した。試合序盤に喫した失点を相手のオウンゴールで取り返したものの、試合は1−1で終了。リーグ戦で2試合白星から遠ざかり、4位での足踏みが続いている。

　フォレンダムを本拠地に迎えたユトレヒトは、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）による2度のゴール取り消しに見舞われるなど、最後まで1点が遠くスコアレスでタイムアップ。なお、MF前田直輝は招集外となっている。

　また次節、AZ対スパルタ・ロッテルダムの日本人対決が実現する。

■エールディヴィジ第27節　全結果
AZ　1−1　ヘーレンフェーン
エクセルシオール　0−0　トゥウェンテ
NECナイメヘン　2−4　PSV
カンビュール　1−2　エメン
RKCヴァールヴァイク　1−0　フィッテセ
ゴーアヘッド・イーグルス　0−0　アヤックス
ユトレヒト　0−0　フォレンダム
スパルタ・ロッテルダム　1−3　フェイエノールト
フォルトゥナ・シッタート　3−1　フローニンゲン