エリアは、ウェス・アンダーソンの作品「ダージリン急行」を想起させる鉄道などの乗り物の写真を集めた「Mind the Gap」をはじめ、同展の説明を含む「Welcome Adventurers」や、ノスタルジックな写真を集めた「Open Your Photo Album」、さまざまな鉄道の駅を展示する「The Terminal」、市街地をまとめた「Cities to Explore」、「グランド・ブダペスト・ホテル」を再現した空間に世界各地のホテルの写真を並べた「Check in, Please」、世界各地のプールをまとめた「Cool Pools」、ピンクとターコイズブルーの写真だけを集積した「Colorful Collection」、草原や雪景色、海などの自然を収めた作品による「Relax in Nature」に分けられる。
オープニングイベントでは、司会と本田仁美によるトークセッションを実施。「ムーンライズ・キングダム(Moonrise Kingdom)」に登場する少女・スージーをイメージしたというワンピースに身を包んだ本田は、展覧会の感想について「日本の写真もいくつか使われていたので『これが日本なんだ』という発見があり、世界は素敵な風景で溢れているなと実感しました」とコメント。特に印象的だったエリアについては、「個人的にピンクが好きなので、パステルピンクの『Open Your Photo Album』がとても気に入りました。世界中の双眼鏡の写真が展示されていたんですが、キャラクターの顔のように見えて可愛かったです」と話した。