阪神・才木、2勝目ならずも7回1失点の力投 圧巻11K、村上斬りで自己新記録

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2023年04月09日 16:52  ベースボールキング

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阪神・才木浩人 (C) 産経新聞社
◆ 力強い直球&フォークを軸に3回までに8奪三振

 阪神の才木浩人投手(24)が9日、本拠地・甲子園でのヤクルト戦に先発登板。打線の援護なく今季2勝目の権利は得られなかったが、自己最多の11三振を奪うなど、7回5安打1失点の快投で本拠地ファンを沸かせた。

 初回、1番・丸山和、2番・青木、3番・山田を圧巻の3者連続三振斬り。2回以降も150キロ超えの直球を鋭く沈むフォークを軸に、3回まで8Kの奪三振ショーを展開した。1点リードの4回に先頭の青木を空振り三振に仕留め、早くも自己最多タイの9奪三振に到達。そのあと二塁打と死球でピンチを招いたが、後続を退け今季2勝目の権利を得た。

 6回は二死から4番・村上をフォークで空振り三振に仕留め、自己最多の10奪三振に到達。7回も先頭のオスナから空振り三振を奪い自己記録を11奪三振に更新した。

 しかし、ここから安打と四球で一死一、二塁のピンチを招き、二死後、代打・川端に150キロの内角直球を捉えられ、これが一塁線突破の同点適時二塁打となった。それでも、二死二、三塁で続く丸山和は中飛。逆転の一打は許さなかった。

 才木を援護したい打線は直後の7回裏、先頭の8番・木浪が中前打で出塁したが、才木の代打・熊谷が送りバント失敗。その後、2番・中野の左前打などで二死一、三塁としたが、3番・ノイジーのライナー性の飛球はダイレクトで中堅手のグラブに収まった。

 才木の登板結果は7回114球、5安打1失点、11奪三振2四死球。見事な奪三振ショーを披露したが2勝目の権利は得られず、同点の8回から救援陣にマウンドを譲った。

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