温水浴槽の吸水口に髪を吸い込まれた8歳女児、85秒後に奇跡の救出(ブラジル)<動画あり>

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2023年04月10日 05:11  Techinsight Japan

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吸水口に髪を吸い込まれ、水中でしばらくもがいた後に意識を失ってしまったという8歳のベチナちゃん。父親らが心肺蘇生法を行って意識を取り戻し、後遺症もないそうだ(画像は『Yahoo News Australia 2023年4月9日付「Girl’s near-death experience after freak pool mishap: ‘A miracle’」(Source: CEN/ Australscope)』のスクリーンショット)
ブラジル南部サンタカタリーナ州で先月19日、8歳の女児が温水浴槽の循環ろ過装置の吸水口に髪を吸い込まれ意識を失った。当時の様子は監視カメラによって捉えられ、女児が水中に潜ってから約85秒後に大人数名によって救出される様子が映し出されていた。ブラジルのニュースメディア『ND Mais』などが伝えている。

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事故に遭ったのはダニエラ・ガルシエさん(Daniela Garcia)の娘ベチナちゃん(Betina、8)で、サンタカタリーナ州ジャグァルナにある祖母宅の温水浴槽で従妹(5)と一緒に遊んでいた。

当時の様子を捉えた映像では、水中に潜ったベチナちゃんが浮上せず、頭を下にしてもがいているような姿が見て取れる。すぐそばにいた従妹が約25秒後に「様子がおかしい」と気付き、ベチナちゃんを助けようとしているが、そこに成人の女性がやって来ると何やら会話を交わしている。

ダニエラさんは当時のことを「ベチナがいる温水浴槽に行ったのは私の女きょうだいで、彼女は当初、水の中から出てこない娘を見てふざけていると思ったそうよ。それでベチナの名前を呼んで『冗談は嫌いよ』とまで言っていたの」と振り返り、このように続けた。

「ところが彼女はその後、ベチナの足が水面近くに上がってきたのを見て、髪が吸水口に挟まれていることに気付いたの。そしてベチナの身体を引っ張りながら叫び声をあげたのよ。」

「私はその時、夫と隣の家にいてね。夫はすぐさま壁を飛び越えて、循環ろ過装置の電源を切りに走ったわ。」

ちなみにベチナちゃんが水中に潜ってから、ダニエラさんの女きょうだいが異常に気付くまで約1分を要しており、駆け付けた大人数人がベチナちゃんを引っ張り上げたのは約85秒後だった。


ダニエラさんによると、ベチナちゃんは水中でもがいた後に意識を失ってしまったそうで、救出後は父親らがすぐさま心臓マッサージと人工呼吸を行い意識を取り戻していた。病院での検査では異常は見つからず、後遺症もないそうで、ダニエラさんは事故を受け次のように注意喚起した。

「娘が助かったのはまさに奇跡。私たちと同じような恐ろしい思いをしないためにも、もし自宅にプールや温水浴槽がある場合、吸水口などに吸い込み防止のための安全対策を施すことが必要よ!」

なおブラジルでは2021年にも、13歳の少女の髪がプールの吸水口に吸い込まれ、危機一髪のところを救出されていた



画像は『Yahoo News Australia 2023年4月9日付「Girl’s near-death experience after freak pool mishap: ‘A miracle’」(Source: CEN/ Australscope)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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