ダルビッシュ、7回途中104球の力投も…不運重なり5失点、援護なく今季初黒星

○ メッツ 5 − 0 パドレス ●
＜現地時間4月10日　シティ・フィールド＞

　パドレスのダルビッシュ有投手（36）が10日（日本時間11日）、敵地でのメッツ戦に先発登板。7回途中6安打5失点で今季初黒星を喫した。

　今季2戦目はメジャー通算202勝を誇るメッツ先発・シャーザーとの投げ合い。ダルビッシュは3回、3番・マクニールに2点適時二塁打を右翼線へ運ばれ先制されたが、その後は立て直し6回まで2失点と好投した。

　味方の反撃を待ち7回も続投したが、無死二塁で7番・ギメーロに許したバントが内野安打に。三塁線に転がった打球はファウルになりそうな軌道だったが、ライン際からフェアゾーンに戻るよう転がり、三塁手のマチャドは苦笑いを浮かべた。無死一、三塁とピンチは広がり、続くエスコバルは左犠飛。ダルビッシュは3点目を失った。

　さらに、続く9番・ニドを完全に打ち取ったボテボテの三ゴロも、ギローメのバント安打を再現するかのようにラインギリギリを転がる内野安打に。不運が重なったダルビッシュはここで降板となり、一死一、二塁でリリーフした2番手・ヒルが二死後、2番・リンドアに2点適時二塁打を許しダルビッシュは計5失点。防御率は4.76となった。

　パドレス打線はわずか2安打に封じられ、もらった6四球も生かせず完封負け。ダルビッシュは104球の力投も実らず、今季初勝利はお預けとなった。