東京メトロ、丸ノ内線でQRコードを利用した乗車サービスの実証実験

東京メトロは、丸ノ内線でQRコードを利用した乗車サービスの実証実験を4月25日から6月25日まで実施し、実用性などに関する検証を行うと発表した。


実証実験では、丸ノ内線デジタル1日乗車券(1日券)とNearMeが展開するタクシー利用サービス、リアルワールドゲームスが展開するスポット巡りイベント、via-atが展開するワークスペース利用サービスをそれぞれ組み合わせてQRコード乗車券として販売し、乗車券と沿線サービスとの利便性を検証する。



タクシーでの羽田空港送迎と1日券を組み合わせた「nearMe.Airport 丸ノ内線QR 乗車券パック」、徳川家康や江戸初期をテーマとした位置情報ゲームと1日券を組み合わせた「ビットにゃんたーず 丸ノ内線江戸巡り 〜目指せ! 徳川埋蔵金〜」、ワークスペース利用権と1日券をセットにした「via-at 丸ノ内線」の3つのサービスを販売する。購入は各提携サービスを通して行う。乗車券の有効区間は丸ノ内線全線、有効期間は購入時に指定した1日のみとなる。

デジタル1日券の認証と自動改札機の連動に関する検証として、実験期間中は丸ノ内線の新宿駅、四谷三丁目駅、淡路町駅、御茶ノ水駅、池袋駅(中央通路東改札のみ)の自動改札機に読取り用タブレットを設置する。購入したデジタル1日券をこのタブレットにかざすことで、交通系ICを取り出す必要なく、QRコードでスムーズに乗車できるという。（佐々木康弘）