8日には1回戦と準々決勝が行われ、「DOHTO Jr U-12(千歳)」、「FC DENOVA 札幌(札幌)」、「AVENDA FC U12(函館)」、「Fibra Football Club U-12(札幌)」の4チームが準決勝へと勝ち進んだ。そして9日の準決勝では「FC DENOVA 札幌」が「DOHTO Jr U-12」を3−1で、「AVENDA FC U12」が「Fibra Football Club U-12」を4−1下し、この両チームが決勝で相まみえることになった。
AVENDA FC U12は、第1ピリオドのメンバーを準決勝の時とは大きく入れ替えて決勝に臨んだ。石田潤輝監督はその理由を「GK未経験者を立ててなんとかしのぎ、風上に立つ第2ピリオドから勝負をかけたかった」と語っている。この日、会場には北から南へと強風が吹いていた。北と南にゴールが設置されていたため、どちらかのチームが必ず風下での戦いを強いられる形となり、石田監督は風下で戦うことになった第1ピリオドを耐えしのぐ戦い方を選択していた。
■監督・選手コメント ・柴田拓也コーチ(FC DENOVA 札幌) 1回戦から厳しい戦いが続いていて、準決勝もハードな展開だったんですが、そこで逆転勝ちを収めることができ、その勢いのまま決勝に入れたのが良かったと思います。今日は風が強く、準決勝で対戦したDHOTO Jr U-12はロングボールの精度が高いチームなので苦戦しましたが、決勝の相手であるAVENDA FC U-12はしっかり繋いでくるチームなので、風はあまり気にせず、同じ土俵でしっかりやろうという話をしました。道外遠征や全国大会に行くとなかなか勝てない状況なのですが、決勝大会では北海道、札幌の代表として、これまでの成果を出せればいいなと思います。
・石田潤輝監督(AVENDA FC U-12) 今の実力を考えるとベストの結果を出せたのかなと思います。決勝は風下だった第1ピリオドで未経験者のGKを立ててなんとかしのぎ、第2ピリオド、第3ピリオドは道内ナンバーワンのGKでしっかり守りながら攻めようと考えていました。第1ピリオドを0-0で乗り切ればもっと面白い試合に持ち込むことができたと思いますが、まさか4点も奪われるとは負いませんでした。こうやって強いチームと対戦できて、負けて得られることも多いと思いますので、子どもたちの今後の成長につながると思いますし、有意義な大会だったと思います。