宮本和知氏が見た巨人・田中千晴「ジャイアンツのお化けフォーク」

● 巨人 1 − 4 阪神 ○
＜2回戦・東京ドーム＞

　巨人のドラフト3位・田中千晴が13日の阪神戦で、プロ初登板を果たした。

　同日に一軍昇格を果たした田中は1−4の8回に登板。先頭の中野拓夢をフォークで二直に仕留めると、続く渡邉諒にストレートで四球を与えるも、13日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−阪神戦』で解説を務めた宮本和知氏は「いい球投げていますよ。ジャイアンツのお化けフォークですね。四球前のフォークボール、アウトローにいいところ。大城が捕れなかったですからね」と田中のフォークを評価。

　一死一塁から大山悠輔にセンター前に運ばれたが、ノイジーをインコースのストレートで中飛。宮本氏は「外国人選手にインサイドを投げるのは勇気がいる。その中で行きましたからね。インサイドに投げられるかどうかというのはピッチャーで重要なこと。初めての一軍のマウンド、GT戦ですよ、外国人選手にインコースをズバッといけるというのは、頼もしいですよ」と絶賛した。

　田中は梅野隆太郎に四球を与え、満塁のピンチを招いたが、最後は板山祐太郎を二飛で、プロ初登板は無失点デビューを飾った。

　宮本氏は田中について「基本的にまっすぐとフォークのピッチャーなんですね。どんどんフォークで三振が取れるようになったら、セットアッパーというところまで行くでしょうね」と期待を寄せた。

（ニッポン放送ショウアップナイター）