ヘリテージカーから最新の電気自動車(EV)まで、さまざまなクルマが集まるイベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2023」(オートモビルカウンシル2023)が開幕した。会場には希少なクルマが大集合していたが、驚いたのはレストア歴なしでありながら状態良好かつ走行可能な「ハコスカ」こと「スカイライン 2000 GT-R」に出会えたこと。ほかにも注目のクルマが目白押しな会場の様子をお届けしよう。
AUTO ADVISER STUFFの川村荒治さんによると、このハコスカGT-Rはレストア歴なし(ノンレストア)のオリジナル車両であるとのこと。たったの「2オーナー」でここまで生き残った、まさに「サバイバー」だ。50年も前のクルマだから、いろいろな人の手に渡る中でさまざまな改造、カスタムを施されていてもおかしくないし、あるいは誰かがクルマを納屋などに放置してしまえば錆び放題になってしまう可能性もあるわけだが、この車両は奇跡的(?)に、クルマを大事にする少数の人間の手によって保管されてきたのである。