中国ジェイアールバスと小田急ハイウェイバスは、広島〜東京線(ニューブリーズ号)を4月1日をもって廃止した。
新高速バスの参入などで路線需要が大きく減少していたところに、新型コロナウイルスの拡大や乗務員不足の状況も重なり、運行を休止していた。再開に向けて協議を重ねてきたが、乗務員不足解消の目処がたたないこと、収支の改善が見込めないと判断したことから廃止に至ったという。
1989年3月に、小田急ハイウェイバス、広島電鉄、ジェイアールバス関東、中国ジェイアールバスの4社共同で運行を開始した夜行高速バスで、広島電鉄、ジェイアールバス関東の撤退後は現在の2社で運行していた。本数は1日1便。片道運賃は大人13,250円。実車距離は832キロメートル、所要時間は11時間50分。