下肢が融合し人魚のように見える先天性奇形「人魚症候群」で誕生し、医師に「生存はできないだろう」と言われたブレアー・スパイビーちゃん。1歳5か月で脚の手術を受け、今年2月に5歳になった(画像は『Metro 2023年4月12日付「Little girl born with ‘mermaid’ legs fused together takes her first steps」(Picture: Noelle Spivey / SWNS)』のスクリーンショット)下肢が融合し人魚のような脚を持つ女児が今年2月、5歳の誕生日を迎えた。母親は出産前、医師に「生存は無理だろう」と言われたそうだが、女児は脚の手術を受けて義足で歩けるまでになったという。母親が「奇跡の子」と語る女児について、英ニュースメディア『Metro』などが伝えている。
シレノメリアは下肢が癒着し、まるで人魚のように見えることから「人魚症候群」とも呼ばれている。2021年4月の医学雑誌『Journal of Medical Case Reports』によると、6万〜7万人の妊娠に1人の割合で発生するという。ただ子宮内や生後数日で命を落としてしまうことがほとんどで、ある程度生存できたのは数例と言われている。泌尿生殖器系や消化管の奇形を伴うことが多く、発生原因は完全に解明されていない。
画像は『Metro 2023年4月12日付「Little girl born with ‘mermaid’ legs fused together takes her first steps」(Picture: Noelle Spivey / SWNS)』『KCBD NewsChannel 11 2019年7月2日付「Girl with ‘mermaid syndrome’ to undergo surgery to separate legs」(Spivey family)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)