慶大・外丸東眞が自己最長8回無失点の快投も、打線がわずか1安打で明大に引き分け

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2023年04月22日 18:12  ベースボールキング

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慶大・外丸東眞投手[写真=灰原万由]
【東京六大学野球・春季リーグ戦】
慶大 0 − 0 明大 (22日・神宮)

 開幕節で勝ち点を落とした慶大は、先発した外丸東眞投手(2年・前橋育英)が8回105球を投げて5安打無失点と好投。しかし打線が相手エース・村田賢一投手(4年・春日部共栄)を前にわずか1安打に封じられ、試合は連盟規定により9回引き分けとなった。

 外丸は8日の法大戦で開幕投手を務めるも、立ち上がりを攻められて3回6失点(自責0)で降板。「(開幕戦は)抑えよう、抑えようとしすぎた部分があった。力を出そうとしすぎると、開幕戦みたいになってしまう、今日は楽にどんどん打球を出していって抑えていこうと思いました」。この日は課題の立ち上がりを三者凡退に抑えると、2回以降も危なげない投球を披露。0-0の8回、二死一・三塁のピンチを招いたが、「(監督から)1点OKという話があったので、思い切って攻めることができました」。最後は宗山を二ゴロに仕留め、自己最長の8回を投げて5安打無失点。白星こそ逃したが、2週間前の自分を大きく上回る投球で進化を示した。

 2年生右腕はスコアボードに「0」を並べ続けたが、打線は最後まで沈黙し、ヒットは初回、先頭の水鳥遥貴内野手(3年・慶應)がリーグ戦初安打となる中前安打を放った1本のみ。得点どころか三塁に走者を進めることすらできず、堀井哲也監督は「結果として村田くんの術中にハマった。そっち(ディフェンス面)は良かったんですけど、肝心の攻撃の方が投手陣を助けてやれなかった」と肩を落とした。それでも「勝ち点を取るしかないので、まず明日勝って次に備えたい」と背番号18は前を見据えた。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)

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