DeNAの“超大物”バウアーが2度目の登板 調整に自信「もう一軍でも投げられるのではないかな」

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2023年04月22日 19:50  ベースボールキング

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DeNAのトレバー・バウアー [写真=萩原孝弘]
◆ “変化球中心”となった理由は…?

 DeNAのトレバー・バウアーが22日、平塚で行われた二軍戦で来日2度目の先発登板。5回1/3を投げて1失点の好投を披露した。

 77球を投じた右腕は「良かったとは思いますが、素晴らしくはありませんでした」と第一声。「ボールを先行させてしまったりということがありましたので」と反省点も口にしている。

 この日のストレートの最速は、5回にウレーニャを三振に取った際の154キロ。前回の156キロ比べると2キロほど遅かったが、「前回よりは出ていなかったですが、しっかりと制球はできていたので有効なボールになっていた」とコメント。変化球に関しても「カットボールはいつもいいのですが、今日も良かったと思います。それに加えてカーブ、スライダーもよかったと思います」と手ごたえを口にした。


 また、新球のスプリットチェンジについては、「三振を取った球は良かった」としつつ、「高めに抜けた球もありました。安定感という意味ではそこまでではなかった」と冷静な自己評価。

 前回よりも変化球が多かったことにも、「一番は相手バッターの反応を見ての判断でした。前回は真っ直ぐを投げたときに遅れているなと見て取れたので、そこでどんどん押してと言う内容になりました。今回は真っ直ぐが前回よりも良くなかったこともありましたが、それに加えてバッターの反応を見た結果このような内容になった」と説明。相手の出方を冷静に分析した上での投球だったと明かした。


 肌寒い環境にも「気になりませんでした」と言い、中5日にも「ノープロブレム。アメリカでもたくさん経験しているので」と全て問題なしと言い切る。77球という投球数も試合前のプランニング通りだと言う。

 今後に向けては、「ここからさらに球数、イニングを伸ばしていきたい」と語り、気になる一軍登板については「チームと話してみないとわからない」と明言を避けたが、「自分の投げているボールの感触に関しては、もう十分と思っている。もう一軍でも投げられるのではないかな」とスタンバイOKとした。

 2回目の登板でもさすがのピッチングを披露したトレバー・バウアー。一軍の晴れ舞台でデビューを飾る日が、着々と迫っている。


取材・文=萩原孝弘



【動画】4回一死まで完全投球!バウアーが2度目のマウンドへ/2023.4.22 ファームハイライト

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