中日・細川、新天地で打率3割キープ　逆転V打「チャンスでしっかり打てた」

○ 中日 2 − 1 阪神 ●
＜3回戦・バンテリンドーム＞

　逆転勝ちの中日は今季2度目のカード勝ち越し。現役ドラフトで新加入した細川成也外野手（24）の2点適時二塁打が決勝点となった。

　中日打線は1点を追う5回、9番・福谷、2番・大島の安打などで二死一、三塁の好機を作り、3番・細川が2点適時二塁打を右中間へ運び逆転。福谷は投げても7回途中4安打1失点の力投で今季初勝利を挙げ、1点リードの9回を締めたマルティネスは6セーブ目をマークした。

　4打数2安打2打点と活躍し、2週連続でお立ち台に上がった細川。「福谷さんが頑張って投げていたので、何とか還そうと思って打席に入りました。チャンスでしっかり打てた。そこが一番うれしかった」と値千金の一打を振り返った。

　昨年12月、初開催となった現役ドラフトでDeNAから移籍。不慣れな一塁も守りながら、ここまで15試合に出場し打率.340（47打数16安打）、5打点と新天地で躍動している。移籍後初アーチはまだ出ていないものの、持ち前の長打力は健在で二塁打6本はここまでチーム最多。この試合でも非凡な長打力を発揮し逆転勝利の立役者となった。

　開幕20試合足らずで、チームに欠かせない存在となった背番号0。「シーズンを通して結果を出して、もっと覚えてもらえるように頑張ります」と先を見据えた。