ブンデス首位陥落のバイエルンに痛手…負傷交代したA・デイヴィス、今季中の復帰は絶望的に

1

2023年04月24日 18:04  サッカーキング

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

バイエルンが誇る快速SBのA・デイヴィス [写真]=Getty Images
 バイエルンは23日、同クラブに所属しているアメリカ代表DFアルフォンソ・デイヴィスの負傷状況を報告した。

 A・デイヴィスは22日に行われたブンデスリーガ第29節マインツ戦にスタメン出場。左サイドバックの位置でスタートからピッチに立っていたが、開始直後の7分、ルーズボールを拾って一気に加速しようとした際、左太ももの裏を痛めてしまった。プレー続行は不可能となり、9分にモロッコ代表DFノゼア・マズラウィとの交代でピッチを後にしていた。

 後日、バイエルンは検査の結果を報告。左ハムストリングの肉離れを起こしたと発表した。バイエルンは離脱期間を「当分の間」と表現しているものの、ドイツメディア『ビルト』によるとおよそ6週間の離脱が見込まれるという。ブンデスリーガの最終節は5月27日、つまりA・デイヴィスが負傷したマインツ戦から5週間後に予定されている。回復の進行度合いによって復帰時期は前後するものの、今シーズン中の復帰は難しいかもしれない。

 今シーズン、A・デイヴィスはここまで軽度の筋肉トラブルによる1〜2週間程度の離脱はあったものの、基本的にはシーズンを通してバイエルンに欠かせない左サイドバックとして活躍。ブンデスリーガ第29節終了時点で26試合に出場しており、そのうち先発出場は24試合。チャンピオンズリーグ(CL)、DFBポカール、DFLスーパーカップを含めた公式戦通算では38試合に出場し3ゴール8アシストを記録していた。

 今季のバイエルンは“3冠”に手が届きそうな中でシーズン後半戦に突入したが、4日に行われたDFBポカール準々決勝でフライブルクに敗れると、CLでも準々決勝でマンチェスター・C相手に2戦合計1−4で敗北。残るタイトルはブンデスリーガのみとなった中、前述のマインツ戦はセネガル代表FWサディオ・マネのゴールで先手を取りながら、後半に一挙3失点を喫し、1−3で敗れていた。他会場ではドルトムントが勝利したため、バイエルンは2位に転落。シーズン終盤戦でまさかの苦境に立たされている。

 このような状況の中で、快速サイドバックが残りのブンデスリーガ5試合を欠場することも濃厚に。前人未到のブンデスリーガ10連覇を成し遂げた“絶対王者”にとって、試練のシーズン最終盤となりそうだ。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定