今秋ドラフト候補の明大・蒔田稔「投げ込みはしてきた自信がある」中1日でリリーフ登板し、4回0封

【東京六大学野球・春季リーグ戦】
◯ 明大　5 − 2　慶大 ●
＜25日・神宮＞

　明大は同点で迎えた延長10回、小島大河捕手（2年・東海大相模）のリーグ戦初本塁打となる勝ち越し3ランが飛び出し、慶大に逆転勝ち。7回から登板した蒔田稔投手（4年・九州学院）が4回無失点と好リリーフし、通算8勝目を挙げた。

　勝負どころで完璧な仕事だった。2−2の8回、先頭の齋藤來に左中間を破る二塁打を浴びたが、一死三塁のピンチで代打・坪田を二ゴロ、最後は横地を捕飛に封じ、自らが招いた危機を切り抜けた。

　同カード2回戦では先発し、6回70球を投げて1失点の快投。中1日での登板となったが、「投げ込みはしてきた自信があるので、普段通りやればいいかなという気持ちでマウンドに上がりました」。この日は4イニングを投げて、2安打無失点。慶大打線に勝ち越しを許さず、チームに勝利を呼び込む好投を見せた。

　29日からの第4週では、同じく勝ち点2を挙げている法大と対戦する。蒔田は「法政も力のあるチーム。しっかり自分たちもそれに負けない野球をすれば勝てると思うので、やれることをやって臨みたい」とリーグ3連覇へ照準を定めた。

取材・文＝灰原万由（はいばら・まゆ）