そんなエイムはEVの普及を見据え、英国企業と組んで高性能なオリジナルモーター「APM120」「APM200」を開発。モーターの走行テストに向けシャシーも開発し、ここにボディを載せて作ったのがAPM200を搭載したオリジナルEV「AIM EV SPORT 01」だ。デザインは元・日産自動車の中村史郎さんが手掛けたという。
とかく加速性能ばかりに目が行きがちなEVだが、鈴木社長はこのクルマで「EVだからこその可能性を探りたい」と話す。2023年7月には英国の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」(Goodwood Festival of Speed)に参加し、ヒルクライムに挑戦する方針。まだ詳細は聞けなかったが、全く異なるコンセプトで別のEVも開発中とのことだ。
「AIM EV SPORT 01」はリア駆動で、トルクベクタリングにより左右のタイヤの駆動力を変えられる。ボディサイズを聞くと全長は4mに収まり、全幅は1.9mを切るそうだ。市販の予定を聞くと「いろいろ検討していこうと思っています」(鈴木社長)との回答だった。(藤田真吾)