花王は、2019年4月に19の取り組みテーマを設定したESG戦略「キレイライフスタイルプラン(Kirei Lifestyle Plan)」に続き、2021年から「未来のいのちを守る〜Sustainability as the only path」をビジョンに掲げた中期経営計画「K25」を推進している。今回は、国内最大規模となる合計15.6MWの太陽光発電所から創出する「追加性」のある環境価値の全量を購入。バーチャルPPAは花王では初の採用であり、コーポレートPPAとしては昨年から受給を開始した花王本社に続いて2例目となる。すみだ事業場の使用電力は、トラッキング付のFIT非化石証書によりすでに100%再生可能エネルギー化を達成しているが、今契約でバーチャルPPA による再生可能エネルギーに全て切り替えていく。発電量は、すみだ事業場の年間使用電力の108%にあたる約1620万kWhを見込んでおり、年間約7336トンのCO2排出量削減に貢献する。
みずほ銀行は本件全体のコーディネートを行い、発電事業者のみずほリースグループは新設される太陽光発電所の保有および運営を行う。今回の再生可能エネルギーの導入では、バーチャル PPAスキームのサービス事業者であるデジタルグリッドが提供する「Green Purchase Agreement(GPA)®」サービスを活用し、外部企業との連携を通じた追加性のある再生可能エネルギーの普及を目指す。