坂口氏「非凡なものを感じます」　プロ初本塁打を放った巨人・秋広の“左足”に注目

◆ 「スケール大きく育って欲しい」

　巨人の秋広優人が29日、東京ドームでの広島戦に「2番・左翼」で先発出場。第4打席で見事なプロ初本塁打を放ち、勝利に貢献した。

　2点を追う7回一死、広島の2番手・松本竜也の初球120キロカーブを完璧にとらえると、打球は右中間スタンドに飛び込む嬉しいプロ初ホームランとなった。また、9回には2年連続でオフに合同自主トレを行った中田翔が劇的な逆転サヨナラ2ランを放ち、プロ初アーチが師匠とのアベック弾となった。

　試合後のヒーローインタビューでは、「初球から打ちにいこうと決めていたので、カーブは狙っていなかったですけど、結果的にホームランになってくれてよかった」とコメント。続けて「サヨナラホームランを打った（中田）翔さんはさすがだなと思った」と語り、師匠との“競演”を喜んだ。


　秋広のホームランについて、29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏は「スケール大きく育って欲しいなと思うし、可能性を感じる選手」とその資質を高く評価する。

　打撃に関しても、「ホームランを打った打席で、カーブは狙っていなかったと話していたが、崩されることなく、左足がスイングした後にホームベースの方に着くんですよ。軸にしっかり体重が乗っていないとできないことなので、これができるのは非凡なものを感じます」とスイングを分析しながら称賛した。

　自身の活躍だけでなく、これで秋広がスタメン出場した試合は「5戦5勝」。不敗神話も誕生しつつある。新たな背番号55伝説の幕開けなのか、今後の秋広の活躍に注目したい。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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