"負けない男”阪神・坂本誠志郎　坂口氏は「バッターの嫌なところを突いている」と高評価

◆　スタメン出場時は「7戦全勝」

　阪神は29日、神宮でのヤクルト戦に完封勝利。先発の村上頌樹が2勝目を挙げた。右腕の好投をアシストしたのが、この試合でもコンビを組んだ捕手の坂本誠志郎だった。

　坂本の活躍は成績に顕著に表れている。スタメンマスクを被った試合の先発投手の成績は、50回2/3でわずか1失点。さらに、スタメン出場時は「7戦全勝」と“全勝神話”が続いているのだ。

　また、インサイドワークだけでなく打撃でも存在感を示しており、ここまで打率.391（23−9）をマーク。出場機会が少ない中でも4打点を叩き出すなど、成長ぶりが見てとれる。


　29日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、坂本の活躍は話題に。解説者の坂口智隆氏は「全球種を使ってバッターの嫌なところを突いている。1打席づつ伏線を張りながら、考えて配球してると思う」とリード面を高く評価。

　そのうえで、「マスクを被ると点を取られなくなっているので、バッティングも良くなってきている。坂本が打つと打線も繋がってきますよね」とし、下位打線での奮闘ぶりについても強調した。

　虎の“負けない男”の神話はいつまで続くのか。存在感が際立っている坂本の活躍に今後も期待したい。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



【動画】ヤクルト・村上宗隆に立ちはだかる、虎の“村神様”／4月29日：ヤクルト−阪神のハイライト