高木豊氏「ズルズルいきそうなところ抑えた」ヤクルト・吉村のプロ初勝利を称賛

◆ 岩本氏「まずキッカケとなる初勝利」

　ヤクルトは4月30日、本拠地での阪神戦に4−2で勝利し、連敗を「7」でストップ。先発したドラフト1位ルーキー・吉村貢司郎は6回1失点の好投を見せ、プロ5試合目で念願の初白星を掴んだ。

　初回、二死から3者連続で四球を与えてしまい二死満塁のピンチを招くも、井上広大をキレのある速球で空振り三振に抑えてピンチを脱出。ここからテンポを上げ、5回まで打者3人ずつで抑える圧巻の投球を披露。6回に中野拓夢から本塁打を浴び1点を失うも、冷静に後続を切って取り、6イニングを97球、2安打1失点、3四球8三振にめとめた。

　同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した高木豊氏は、「前回登板は高めを打たれたけど、今日はテンポ良く低めにボールを集めた」と吉村の投球を振り返った。

　また、満塁のピンチを招いた1回と、本塁打を浴びた6回の投球に注目し、「満塁を三振で切り、中野の本塁打の後にズルズルと行きそうなところをピシャっと抑えた。流れを止めて、相手に流れを渡さなかったところが素晴らしかった」と称賛。同じく番組に出演した谷沢健一氏は「恐れずに腕を振るよね」と堂々たる投げっぷり評価した。

　番組MCを務めた岩本勉氏は「こういう勝利から試合を組み立てるコーディネートなどを肌で覚えていく。まずキッカケとなる初勝利。彼にとっては嬉しい勝利でしょうね」と、大きな一歩を踏み出したルーキーを祝福した。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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