グラフィックデザイナー 田中一光の特別展が奈良県立美術館で開催、三宅一生デザイン文化財団が協力

　奈良県立美術館で、特別展「田中一光 デザインの幸福」が開催されている。会期は6月11日まで。

　田中一光は、1930年生まれ、奈良県出身のグラフィックデザイナー。2002年に死去するまで、ポスターや書籍などのエディトリアルを手掛けたほか、ロゴマークやコーポレート・アイデンティティーなどの企業、組織に関わるデザインを担当した。
　同展では、田中のポスターとグラフィックアートを中心に、奈良県立美術館が所蔵するコレクションから選定した代表作など182点を6章にわたって展示している。最終章は、「特別企画 IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」を三宅一生デザイン文化財団と協業で開催。両者がコラボレーションし、2015年から展開している「IKKO TANAKA ISSEY
MIYAKE」の全シリーズと、デザインのモチーフとなった田中のグラフィック作品を併せて展示している。
　新たにオープンしたギャラリースペースでは、「イッセイミヤケのポスター展 ISSEY MIYAKE／IRVING PENN／IKKO TANAKA」を同時開催。フォトグラファーのアーヴィング・ペン（Irving Penn）、三宅一生と田中が共同で製作したイッセイ ミヤケ コレクションのポスターなどを掲示している。

■田中一光 デザインの幸福会期：2023年4月22日（土）〜2023年6月11日（日）会場：奈良県立美術館所在地：奈良県奈良市登大路町 10-6開館時間：9:00〜17:00　※入館は16:30まで休館日：月曜日入館料：一般 1200円、大学生／高校生 1000円、中学生／小学生 800円電話番号：0742-23-3968公式サイト