明大・宗山塁が先制の右前適時打で5試合連続安打「うまく粘りながら変化球についていけた」

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2023年05月02日 06:12  ベースボールキング

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明大・宗山塁内野手(左)、村田賢一投手(右)[写真=灰原万由]
【東京六大学野球・春季リーグ戦】
◯ 明大 3 − 0 法大 ●
<1日・神宮>

 明大は初回、宗山塁内野手(3年・広陵)の右前適時打で先制すると、エース・村田賢一投手(4年・春日部共栄)が5安打完封と圧巻の投球を披露。法大に2連勝し、勝ち点3で単独首位に立った。

 法大が誇る157キロ右腕・篠木健太郎投手(3年・木更津総合)から速攻で先取点を奪った。初回、先頭の堀内祐我内野手(4年・愛工大名電)が右前安打を放つと、一死二塁から宗山が篠木のスプリットを捉え、右前へタイムリーを放って先制に成功。「追い込まれていたので、変化球も意識しながら打席に立っていました。うまく粘りながら変化球についていけたんですけど、いいところに飛んでくれた。あとは堀内さんが最後まで走ってくれたので、そこが得点の要因」と先輩の好走塁に感謝した。

 昨夏の侍ジャパン大学日本代表ではチームメートで同級生でもある篠木との相性の良さを見せつけた。宗山は右腕に対し、昨年まで8打数5安打1打点とお得意様にしており、田中武宏監督は「やっぱり相性って大事なんだなと思って」と今季初対戦でいきなり好相性ぶりを発揮した背番号6を評価。それでも本人は「いいピッチャーというのは十分知っている。その中で自分の思ったような打球じゃなくても、なんとかヒットになっている打席が多い」と謙遜した。

 東大戦との開幕節では計2試合で9打数1安打。本来の打棒は鳴りを潜めていたが、慶大との2回戦から3試合連続マルチ安打、5試合連続安打と復調の兆しを見せている。「自分の中でも改善点が見えてきて修正しながらやってきている。スタートの時よりはいいんですけど、まだまだ」と背番号6。リーグ3連覇へ、やはりその存在感は増す一方だ。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
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