【まとめ】大手百貨店の従業員マスク着用 5月8日以降の対応を聞く

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2023年05月02日 17:41  Fashionsnap.com

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(左上から)伊勢丹新宿店の外観、高島屋のロゴ、阪急うめだ本店の外観、西武のロゴ

Image by: FASHIONSNAP
 5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、現在の「2類相当」から「5類」に移行される。大手百貨店では従業員のマスク着用について、概ね「個人の判断」に委ねる方針に転換する。5月8日以降の各社の対応をまとめた。

■三越伊勢丹ホールディングス - マスクの着用は任意、アクリル板なども撤去へ
 国内百貨店20店舗を含めた三越伊勢丹グループが運営する商業施設で、一部の売り場を除いて従業員のマスク着用を「個人の判断」に委ねる。感染症対策として設置していたアクリルボードや検温機は撤去する。
■高島屋 - マスク着用は継続の方針
 基本方針として、店頭および対面での対応時はマスクの着用継続のお願いをしている。「お客様に安心してお買い物いただくため」(広報担当者)とし、今後については状況を見ながら判断をしていく。
■大丸松坂屋百貨店 - マスクの着用は任意に
 5月8日以降は、個人の判断に委ねることを基本とする。「新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類へ移行するため」(広報担当者)としている。
■そごう・西武 - マスクの着用は任意、検温器は段階的に撤去
 従業員個人の判断とするが、食品など衛生面に留意すべき売り場については必要に応じてマスク着用の協力を促す。安全・安心体制維持に必要な拠点を除き、アクリル板などの飛沫防止シート・パネルの設置については緩和していく方針。入店時の自動検温器に関しても段階的に撤去する。
■松屋 - マスクの着用は任意、アクリル板なども撤去へ
 生ものや調理を扱う一部の売り場を除き、従業員のマスク着用は任意とする。飛沫防止対策のアクリルボードなどは概ね撤去する。銀座店では主に日本人客のマスク着用が続いているといい、広報担当者は「最初はマスク着用を継続する従業員が多いと思うが、徐々に外していくのではないか」と話している。
■阪急阪神百貨店 - マスクの着用は任意だが当面は協力を促す
 従業員のマスク着用については個人の判断に委ねる。広報担当者によると、「政府の方針『個人の選択を尊重し、国民の皆様の自主的な取組を基本とする対応』と、お客様への配慮を勘案した対応」を背景に決定したという。ただし、「お客様に気持ちよくお買い物をしていただくために、当面の間、お取引先様からのスタッフも含め 、店頭で勤務時のマスク着用に関して協力をお願いしていく」(同)という。
アンケート調査では約4〜5割が「スタッフのマスク着用」継続を希望
 新型コロナの感染症法上の位置付けで「5類」に移行することを受け、MS&Consultingが20歳〜69歳の男女、計1033人を対象に実施した調査によると、「入口の手指消毒用アルコールの設置」「スタッフの適切なマスク着用」「換気の徹底」の項目で4〜5割の人が「今後も続けてほしい」と回答。性別では女性、年代別では50〜60代が感染症対策の継続を希望する割合が高かったという。
 個人のマスク着用においては今年3月から「任意」となっているが、5月に入った現在もマスクを着用して出かける人は多く見かける。感染症対策を前提としたマスク着用生活が長期化したことから、「ノーマスク」生活に戻るにはもう少し時間を要するかもしれない。

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  • いかようにも。コントロールはこちらで行うので。
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