ゲームのポイントは送りバント! DeNA・桑原将志のミスに大矢氏「僕から言わせたら雑」

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2023年05月03日 07:02  ベースボールキング

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DeNAの三浦大輔監督[写真=萩原孝弘]
◆ バントの成否で明暗分かれる

 首位をひた走る好調DeNAが、広島を本拠地に迎えての一戦。スコアは5-1と差がついたが、勝負の分かれ目は送りバントの成否だった。

 DeNAは1点を追う4回と、同点の8回ともに送りバントを失敗し無得点。対する広島は9回にしっかりと成功させ、決勝点を奪った。

 2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』解説として出演した大矢明彦氏は「今日はピッチャーがすごく頑張って、1点取るのが難しいゲーム内容になったんですよね。こういうときは1点を取りに行くつなぎが上手くいくかが大きなポイントを握る」と分析した。

 具体的には「DeNAはノーアウト1-2塁が2回あったんですよね」と指摘。まず4回の桑原将志がピッチャー前にバントし、三塁で封殺された場面に「初球のボール球を(失敗することは)僕から言わせたら雑なんですよ。もう少しキチンと送るという気持ちで」とし、8回の伊藤光がキャッチャーファールフライに倒れた場面は「ボールが速いぞという意識が足りなかったですよね。意識があればもう少しうまく進められたと思う」と両者に苦言を呈した。

 一方9回にピッチャー前に転がした野間峻祥には「9回のワンチャンスに野間がランナーを進めるようなバントができて点に繋がった」と称え「その差が今日は大きかった」と総括した。

 同じく解説者の笘篠賢治氏は「最近のバントは難しいですよ。球は速くなるは、早く変化するボールもあり、ボクらの時代に比べてものすごく難しくなってきました。それだけにバントの優先順位はサードにやろうファーストにやろう、バットの角度を変えるよりは、ピッチャー前に如何にしてバットの先で(打球の勢いを)殺すバントをしたほうが成功率が上がるんじゃないかなと思いますね」と成功の秘訣を説いていた。 

 MCの谷繁元信氏は「ベイスターズはいい位置にいるんでね。バントであったり細かいのを、まだ時期が5月なんできっちりやっていけば、さらにいい状態になると思うんですよね」と古巣を気遣った。首位をひた走るDeNAだけに、早期に細かい修正が必要だ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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