国学院大が勝ち点1 前日144球完封のエース・武内夏暉が気合の2連投で好救援「自分で勝つという思いで」

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2023年05月03日 20:54  ベースボールキング

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国学院大・立花祥希捕手(左)、武内夏暉投手(右)[写真=灰原万由]
【東都大学野球・春季リーグ戦】
○ 国学院大 4 − 3 駒大 ●
<3日・ZOZOマリン>

 国学院大は1点を追う6回、代打・立花祥希捕手(2年・横浜)の2点タイムリー二塁打が飛び出すなど、一挙3点を奪って逆転に成功。7回からは、前日144球を投じて5安打完封した今秋のドラフト候補左腕・武内夏暉投手(4年・八幡南)がリリーフ登板し、3イニングを投げて1失点3奪三振で好救援。駒大に競り勝ち、2勝1敗で今季初の勝ち点を挙げた。

 気合の2連投でエースの意地を見せた。リードを奪った直後の7回からは、前日に144球を投げて完封している武内がマウンドへ。7回は1番・橋口の左犠飛で1点を失って、1点リードで迎えた9回。一死から連打を許して一・二塁と得点圏に走者を背負ったが、代打・真鍋を内角低め140キロ直球で空振り三振。続く橋口もカウント1−2から119キロチェンジアップで空振り三振に斬り、左拳を高く突き上げた。

 2試合で計187球。エースの力投に、鳥山泰孝監督は「武内が見事に締めてくれた」と前日に続いて賛辞を贈った。「逆転してくれたので、あとは自分に任せてと。自分で勝つという思いで投げました」と武内。背番号16の存在は、頼もしさを増すばかりだ。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)

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