谷沢氏「さすがサイ・ヤング賞」 日本デビュー戦で勝利のバウアーに解説陣も賛辞

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2023年05月04日 07:24  ベースボールキング

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DeNAの三浦大輔監督とトレバー・バウアー[写真=萩原孝弘]
◆ 「ブランクを感じさせなかった」

 DeNAのトレバー・バウアーが3日、本拠地での広島戦で来日初先発。7回を98球で1失点に抑える好投を見せ、初陣を白星で飾った。

 MLB時代には5年連続で2ケタ勝利をマークし、投手最高の栄誉『サイ・ヤング賞』も受賞している超大物助っ人。2回にかつてのチームメイトだったマット・デビッドソンに手痛い先制弾を浴びたものの、終わってみれば失点はこの1点のみ。7安打を浴びながらも9奪三振の力投で、最少失点で踏ん張った。

 3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷沢健一氏は、右腕の初登板について「負けん気が強いね」と印象を語る。


 その象徴的なシーンが4回表、一死一塁でデビッドソンを迎えた場面。前の打席で本塁打を浴びた相手に対し、変化球4球で2ボール・2ストライクとした後、5球目は高めの153キロで空振り三振に仕留めてみせた。

 この対決について、谷沢氏は「ホームランを打たれた相手に、次の打席で打たれたボールで勝負に行ったもんね」と語り、前の打席でスタンドに放り込まれたストレートで三振を奪った点を評価。

 続けて、「あとは7回のピンチ。松山(竜平)が代打で出てきて、粘られながらも最後はチェンジアップで打ち取る。コントロールも良いし、ナックルカーブもよく落ちますね」と変化球のレベルの高さにも言及しつつ、「投球リズムは早いし、ストライク率も高い。さすがサイ・ヤング賞だけあるよね。ブランクを感じさせなかった」と称賛した。


 同じく番組に出演した坂口智隆氏も、「腕の振りがとにかく強いなと」と印象を挙げながら、「落ちる球もまっすぐも同じコンパクトな腕の振りで来るので、バッターは振ってしまう」と打者目線ですごさを分析した。

 番組MCを務めた真中満氏も「球種が多彩。チェンジアップやカットボール、ナックルカーブと、どんなボールでもカウントが取れて勝負もできる」と高評価。解説陣全員が右腕のデビュー戦に舌を巻いた。

 上々のスタートを切った大物助っ人は、この先もどんな驚きの投球を日本の野球ファンに届けてくれるのか。次回登板にも大きな注目が集まりそうだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



【動画】サイヤング右腕が吠えた!バウアーが来日初登板初勝利/5月3日:DeNA−広島のハイライト

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