二刀流・大谷翔平、3安打1打点で3連勝に貢献 5回4失点も自己最多タイ13K

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2023年05月04日 12:04  ベースボールキング

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3回の第2打席に右前適時打を放つエンゼルスの3番・大谷翔平
● カージナルス 4 − 6 エンゼルス ○
<現地時間5月3日 ブッシュ・スタジアム>

 エンゼルスの大谷翔平選手(28)が3日(日本時間4日)、敵地でのカージナルス戦に「3番・投手兼指名打者」で先発フル出場。5回4失点で今季5勝目はお預けとなったが、3安打1打点とバットで活躍しチームの3連勝に貢献した。

 投手・大谷は初回、“侍ジャパン対決”となった1番・ヌートバーをスイーパーで空振り三振に仕留めるなど2者連続三振スタート。しかし二死後、3番・ゴーマンにツーシームを右中間席へ運ばれ先制された。2回は二塁・ドゥルーリーの失策と暴投などで無死三塁のピンチを招いたが、後続を圧巻の3者連続三振斬り。3回は再びヌートバーを空振り三振に仕留めるなど、3回までに8つの三振を奪った。

 しかし3−1と2点リードで迎えた4回、先頭の4番・アレナドに2球目のスイーパーを左翼線へ弾き返されると、続くコントレラスにも初球のスイーパーを右翼線へ運ばれこれが2失点目となる適時二塁打となった。さらに一死後、7番・カールソンにも2球目のスイーパーを狙われ右中間席へ2ラン被弾。3長打を集中され3−4と逆転された。

 それでも5回は直球の割合を増やし、ヌートバーを3打席連続三振斬り。二死後、4番・アレナドを空振り三振に仕留め自己最多タイの13奪三振に到達した。同時に、メジャー通算500奪三振を達成。データ専門会社「エライアス」によると、“500奪三振&100本塁打”達成者はベーブ・ルース以来、史上2人目の快挙となった。

 投手としては5回97球、2被弾含む5安打4失点、13奪三振2四死球の内容で降板。今季5勝目はお預けとなり、防御率は2.54となった。

 打者としては日米通じて初対戦となった元巨人右腕・マイコラスから、適時打含む2打席連続安打をマーク。9回の第5打席は追加点につながる中越え二塁打を放った。5打数3安打1打点で打率は.307にアップ。1試合3安打は直近6試合で3度目となった。

 エンゼルスは1点を追う9回、代打・ラムの右越えソロで同点。これで大谷の黒星の可能性は消えた。さらに、2番・トラウトの左越えソロで逆転。その後も4番・レンドンの中前適時打で加点し、敵地で鮮やかな逆転勝ちを収めた。

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