ゴリラの子どもと子鹿の触れ合いが「なんて美しい瞬間」と話題に(印)<動画あり>

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2023年05月04日 18:01  Techinsight Japan

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興味津々な様子で子鹿に近づいたゴリラの子どもは、そっと右腕を伸ばすと子鹿の頭を優しく撫でた。子鹿は逃げ出すことなく、ゴリラの子どもを受け入れたようだ(画像は『Susanta Nanda 2023年4月20日付Twitter「Baby love」』のスクリーンショット)
インド森林局のスタッフが先月20日、Twitterに投稿した平和で心温まる動画が話題を呼んでいる。動画にはゴリラと鹿の子どもが種を超えて交流を試みる様子が映っており、「なんて美しい瞬間」といったコメントが寄せられ、多くの人に感動を与えている。印ニュースメディア『India TV News』などが伝えた。

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話題の動画をTwitterに投稿したのは、インド森林局の職員であるスシャンタ・ナンダさん(Susanta Nanda)だ。動画には、ゴリラの子どもが子鹿に興味を持って近づき、右手でそっと子鹿の頭に触れる様子が映っている。子鹿は逃げ出すことなく静かにたたずんでおり、ゴリラの子どもが顔を寄せると、子鹿も匂いを嗅ぐため鼻を近づけ、まるで2匹がキスをするかのような光景が生まれた。子鹿はすぐに顔を背けてしまったがその場を去ることはなく、ゴリラの子どもは興味津々に熱い視線を子鹿に送っていた。

乳児期のゴリラは母親にしがみ付いて過ごすことがほとんどだが、成長するにつれて好奇心旺盛となり、人間の子どもと同じように、きょうだいや他の子ども達と取っ組み合いや木登りなどをして遊ぶことを好む。今回カメラが捉えた子鹿との触れ合いも、ゴリラの子どもの好奇心によって生まれた瞬間だった。

東アフリカでサファリツアーを運営する会社「Magical Gorilla Adventures」によると、成体のゴリラは圧倒的な強さを持っており、ワニを簡単につぶすことができるほどの握力を持っているという。また発達した犬歯に加えて顎の力が強く、噛む力は数値にして1300PSI(1平方インチ当たり1重量ポンドの圧力を示す単位)に達するそうだ。百獣の王と呼ばれるライオンで650PSIであり、ゴリラはライオンの倍に値する噛む力を持つことになる。

そんなゴリラの子どもが子鹿を傷つけたり怯えさせたりしないよう、最大限優しく触れようと試みる姿は、多くの人々の心を打った。この動画は瞬く間に拡散され、コメント欄には「可愛すぎる光景だ」「2匹は良い友達なんだろうな」「心が温まるよ」「ゴリラが子鹿に優しく触れているのがいいよね」「人間は森に棲む生き物から愛を学ぶべきだ」「なんて美しい瞬間」といった声が寄せられた。

凶暴そうに見えるゴリラだが、身の危険を感じなければ今回のようにとても穏やかで、優しい動物であることが分かる。2022年にはアメリカの動物園で、草地から顔を出したグラウンドホッグを優しく撫でる雄ゴリラをカメラが捉え、大きなゴリラが見せたギャップに多くの人が笑顔になっていた。



画像は『Susanta Nanda 2023年4月20日付Twitter「Baby love」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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