「親しき仲にも礼儀あり」というように、いくら夫婦であってもプライバシーはあります。無断でパートナーのスマホを見てしまうことは(浮気などを疑っていない限り)、よほどないのではないでしょうか。
ママスタコミュニティにあったのは、ダンナさんが自分宛ての荷物を「勝手に開けてしまった」という投稿でした。
開けられてショック!夫婦にだってプライバシーはあるのに
『結婚10年、今まで開けられたことがなかったのに。軽い気持ちだったみたいだけど、すごくショック。みなさんのダンナさんは荷物や郵便、ダイレクトメールなどを勝手に開けたりする?』急にプライバシーを侵害された気分になってしまったのでしょうか、投稿者さんのショックは大きいようです。
『え、開けないよ。そんなデリカシーのないことはしない』
『お互い開けたことはない。夫婦でもプライバシーは守るよ』
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ただ、投稿者さんの質問にあったダイレクトメール等の類は例外という人もいました。
『開けないよ。私も宛名がダンナの名前なら開けない。電力量の知らせとか家族に関わるとわかっているものなら、開けるときもある』
『電気や家のローンなどの多くは夫名義で契約しているから、DMはほぼ夫宛てに来る。プライバシー度が低そうなものは開けているよ』結婚当初は一つひとつ確認してから開けていたという、こちらの方。ダンナさんから「夫婦なんだから、確認なしで見ていいよ」と言われて以来、このスタイルになったそうです。「でも個人的な手紙のようなものは、お互い勝手には開封しない」といいます。
親展でも本人に頼まれたり後々困りそうだったりしたら開ける
『本人以外は信書を開けちゃいけないと法律にある』
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※ただしすべてのケースが該当するわけではなく、要件成立にいくつか条件があります。
参考:総務省|信書便事業|信書のガイドライン
参考:総務省|信書の秘密の保護等に関する規定| 刑法(信書開封)|P2
『私は開ける。ダンナに「何だった?」「開けといて」と、言われるから』
『夫は開けないけど、私は夫宛ての郵便物を開ける。なぜなら自分ではまったく開けないから。郵便受けを確認したこともないんじゃないのかな?』一つひとつ確認するのが面倒なダンナさんも世のなかには多いようで、妻が代わりに開けている家庭もちらほら。「私が知る限り、郵便受けを一度も開いたことがない」というダンナさんの話も、複数ありました。
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そんなに気になる?妻の荷物に興味津々のダンナさんも
しかし、逆に妻宛ての荷物や郵便物に興味津々のダンナさんもいるようです。
『開けないけど、ずっと気にしている。それがキモい。「あなたにも関係あるものだったら、見せるから」と言っているのに』
『うちもです。聞けているときから目が釘付けで、本当にキモい』「何を買ったのかな?」「誰からの手紙かな?」など、妻宛ての荷物が気になって仕方がないダンナさんたち。妻が好きすぎて、まつわることは何でも知っておきたいのかもしれません。
『宅配便のときは「それ何?」と、毎回聞いてくるからうんざりする。「本」「服」とか答えても、「何の本?」「どんな服?」とか、めちゃくちゃ詮索してくるのが嫌。 本当に気持ち悪い』こちらも興味津々のダンナさんですが、「だからといって、ダンナ不在のときに買った新しい洋服を着ていても気づかない。そこに関心はない。意味がわからない」といいます。「荷物は必ず中身を聞いてくるから、ウザい。できるだけ夫がいないときに届くようにしている」という方もいました。
『「何かおもしろい物を買ってくれたのかな」と、子どもが私宛の荷物を勝手に開ける時期があったな』子どもはたしかに好奇心旺盛で、何が来たのかを知りたがりますよね。荷物が気になるダンナさんたちも、それと同じような心理なのかもしれません。
さて、勝手に開けられたことにショックを受けていた投稿者さん。届いた荷物は大手通販サイトからのものだったそうですが、ダンナさんに確認したところ「俺もネットで買物していたから、宛名を見ないで開けちゃった」と告白したのだとか。つまり自分宛ての荷物だと勘違いしたわけですね。ダンナさんが急に詮索好きになったわけではないようで、ひと安心です。うっかりミスは誰にでもあること、今回は大目に見てあげてはいかがでしょうか?
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko