田尾氏「これが中日の勝ちパターン」今季初の3連勝で巨人と0差に再接近

◆ 3戦連続で8回に逆転「貰ったチャンスをしっかり得点に」

　中日は7日、バンテリンドームで行われた巨人戦に2−1で勝利。今季初の3連勝を飾った。

　1点を先制された直後の7回に木下拓哉の適時二塁打で追いつくと、8回には3つの四球で一死満塁のチャンスを迎え、石川昂弥が左犠飛を放ち勝ち越しに成功。そのまま逃げ切り、巨人との3連戦を3連勝で終えた。

　中日打線の終盤の粘りについて、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏は「8回の攻撃で、打線が強引になることなく四球をしっかり選ぶことができた。欲を出すことなく、貰ったチャンスをしっかり得点に結びつけることができたので勝ちに繋がった」と3戦連続で8回に逆転した打撃陣を高評価した。

　同じく番組に出演した解説者の田尾安志氏は「本当はもっとたくさん点を取って欲しいところではあるが、この試合のような形が中日の勝ちパターンだと思います。小さなチャンスをコツコツと繋げながら1点をもぎ取っていくしかない」と繋いでいく野球の重要性を話した。

　「ホームランバッターが調子を上げてくると、また得点力も上がってくる」と番組MCを務めた岩本勉氏も太鼓判。

　7日終了時点では最下位に沈んでいるが、同一カード3連勝を果たし、5位・巨人とはゲーム差なしに再接近。細川成也や石川昂弥など若手の活躍が目立っているだけに、今後の巻き返しに期待していきたいところだ。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

【動画】巨人また“魔の8回”で3連敗…中日戦ハイライト