英チャールズ国王の戴冠式に「死神」が登場? その正体が判明し安堵の声<動画あり>

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2023年05月09日 16:11  Techinsight Japan

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英王室の公式SNS「The Royal Family」が公開した戴冠式直前のウェストミンスター寺院の内部。あるTwitterユーザーが投稿した映像には「死神」が映っていた?(画像は『The Royal Family 2023年5月6日付Instagram「The stage is set」』のスクリーンショット)
英ロンドンで現地時間6日、チャールズ国王の戴冠式が執り行われた。イギリスの公共放送『BBC』によると当時、約1880万人が中継を視聴したという。しかしあるTwitterユーザーが、戴冠式の会場だったウェストミンスター寺院の映像に不穏なものを見つけ、多くの人を心配させたようだ。英ニュースメディア『Metro』などが伝えている。

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英ノース・イースト・イングランド在住のTwitterユーザー「Joe」(以下、ジョーさん)が、今月6日に投稿したチャールズ国王の戴冠式の映像が物議を醸した。そこには戴冠式を執り行う直前のウェストミンスター寺院の内部が映っていたが、ジョーさんは黒いマントのような衣装を羽織った人影に気づいたという。

映像では、赤い軍服を着用した7人の男性が青いカーペットの上を行進しているが、ちょうどその時、出入り口の向こう側で長い杖のようなものを持った黒い人影が通り過ぎていった。それは手に大鎌を持った死神のようにも見え、ジョーさんは投稿に「ねえ、誰かウェストミンスター寺院にいた死神に気づいた人はいる?」と綴っている。そしてこの映像には人々から次のような声があがった。

「私は気づいていたわ! 彼は一体誰を探しているんだろう?」
「誰かが動画を編集したのか、または誰かが通り過ぎただけなんじゃないかな?」
「あれは死神じゃなくて、単に人が歩いているだけにしか見えないけど。世界中からこれだけの人が集まっているし、みなさんが安全であることを願っています。」

他にも「メーガン妃が来ていたのかもね」というコメントや、今回の戴冠式で役割を与えてもらえなかったアンドルー王子が「変装して来ているのかも」といったジョークも見られた。しかしながら多くの人が、この「死神」の登場に不安を感じたようだ。

ところがのちに、この死神の正体が判明した。米ニュースメディア『Newsweek』がウェストミンスター寺院に取材を申し入れたところ、死神と噂されている人影は「ヴァージャー」と呼ばれる「聖堂番」だったそうだ。ヴァージャーは聖職者ではないが、聖職者の平服である「キャソック」という足首まである黒くて長い服を着用し、「ヴァージュ」という長い杖を持って聖域で行われる祭典や式典をサポートする。

ちなみにウェストミンスター寺院のヴァージャーは、寺院内を見学するツアーのガイドも務めているという。今回の物議を醸した「死神」がヴァージャーだと判明したことで、SNSでは「心配無用だったね」「みんな、リラックスできるね」といった安堵の声が見られ、戴冠式もまた何事もなく終えることができたようだ。

死神は人間の生命や死を司る神として恐れられているが、科学的根拠がないにもかかわらず世界各国で死神にまつわる話がいくつも存在している。昨年9月、メキシコの医師がTikTokに投稿した動画には、女性患者から摘出した子宮の写真に黒いマントを被った人のようなものが写っており、多くの人を震え上がらせるほど死神の姿を彷彿させていた。



画像は『The Royal Family 2023年5月6日付Instagram「The stage is set」』『Joe 2023年5月6日付Twitter「Anyone else just notice the Grim Reaper at Westminster Abbey?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

このニュースに関するつぶやき

  • いやいや、死神が狙っているのは「英王室」、そして「United Kingdom」そのものだろう。
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