ヤクルト・吉村、6回無失点で2勝目 ”投壊”止める好投「真っ直ぐ走っていた」

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2023年05月09日 22:36  ベースボールキング

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ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎 (C)Kyodo News
● 阪神 0 − 1 ヤクルト ○
<7回戦・甲子園>

 ヤクルトが4投手による完封リレーで接戦に勝利。残る借金は「2」となった。

 先発の吉村は、6回1失点でプロ初勝利を挙げた前回4月30日の阪神戦(神宮)に続き安定した投球。序盤は野手陣の好守にも助けられながらテンポ良くゼロを重ねた。6回は二死から3連続四球を与え満塁のピンチを背負ったが、最後は5番・佐藤輝を空振り三振斬り。6回95球、1安打無失点、6奪三振4四球の好投で救援陣にバトンを渡した。

 打線は開幕から無失点投球を続ける阪神先発・村上の前に6回まで無得点。それでも7回、先頭の5番・サンタナが5号ソロを左中間席へ運び均衡を破った。村上はこれが今季初失点。開幕からの連続無失点イニングはリーグタイ記録の「31」で止まった。

 ヤクルト投手陣は、1点リードに変わった7回から石山、清水、田口が1イニングずつ無失点。今季7度目の完封勝利で接戦を制し、吉村は2勝目(1敗)、一死三塁のピンチを凌いだ田口は9セーブ目(1敗)をマークした。

 敵地で初のヒーローインタビューとなった吉村は、「ロースコアになると思っていたので、自分のピッチングがしっかりできればと思っていた。真っ直ぐが走っていたので、それで押せたのがよかったです」と好投を振り返った。

 チームは5月に入り、前戦までの5試合で計47失点。先発陣は5投手中4人が5回持たずノックアウトされていた。先発に白星が付いたのは、4月30日の阪神戦以来、6試合ぶり。そのときの先発も吉村だった。

 開幕からローテーションを守り続ける即戦力右腕は、前回登板から2試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を達成し、防御率は3.86まで回復。ゲームメイク能力が光るドラ1は、「この流れに乗って勝利を積み重ねていきたい。次回も変わらず、自分の投球を続けていきたい」と前を見据えた。

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