立大が智辯和歌山高OBコンビの躍動で勝ち点1 池田陽佑が今季初白星、西川晋太郎が決勝三塁打含む猛打賞

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2023年05月10日 06:04  ベースボールキング

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立大・池田陽佑投手(左)、西川晋太郎主将(右)[写真=灰原万由]
【東京六大学野球・春季リーグ戦】
○ 立大 4 − 2 東大 ⚫︎
(9日・神宮)

 立大はエース・池田陽佑投手(4年・智辯和歌山)が7回2失点の好投で今季初勝利をマーク。主将の西川晋太郎内野手(4年・智辯和歌山)は決勝三塁打を含む3安打猛打賞の活躍で、チームに今季初の勝ち点をもたらした。

 主将が一振りで、エースを救った。同点に追いつかれた直後の7回。一死から池田が右前安打を放つと、二死一塁から2番・菅谷真之介内野手(3年・市船橋)の右前安打で一・二塁で3番・西川晋に打席が回った。「ピッチャーが踏ん張ってくれていて、この回で点を取らないといけないなと思って打席に立った」。カウント1−2と追い込まれたが、外角高め直球を逆方向へはじき返し、前進守備の右中間を破る勝ち越しの2点タイムリー三塁打。「(今季は)まだタイムリーを打てていなかったので、ヒットが出て良かった」と安堵の笑みを浮かべた。

 主将の決勝打でホームに生還した池田は「二塁ランナーで晋太郎を見ていて、打ってくれるだろうなという思いはありました」。7回は連打を浴びて無死二・三塁のピンチを招いたが、後続を封じて2点のリードを守り抜いた。

 智辯和歌山高OBが躍動し、チームは今季初の勝ち点1を挙げた。池田が「7年目で正直家族よりもいる時間が長いので、2人で取材を受けたり、勝ちに貢献できたことはすごくうれしい」と話せば、西川晋は「高校からずっと一緒に野球をやってきて、大学でもチームの軸として引っ張っていく立場になれるとはその時は考えていなかったので、2人で試合終わって取材させてもらえるのは嬉しい」と感慨深げ。高2の春、2018年のセンバツ準Vに大きく貢献した同級生コンビは、残り2カードも全力で戦い抜く。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)

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