奈良にマリオット最上級ブランドのホテルが開業　大正時代の建造物を再生

　「紫翠ラグジュアリーコレクションホテル 奈良（以下、紫翠ホテル奈良）」の開業日が、8月29日に決定した。公式ホームページから宿泊の予約を受け付けている。

　紫翠ホテル奈良は、マリオット・インターナショナルの最上級カテゴリーブランド「ラグジュアリーコレクション」を冠し、京都・嵐山の「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」、沖縄・伊良部島の「イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古」に続き、ラグジュアリーホテルブランド「翠 SUI」の名も持つ、国内3軒目のダブルブランドホテル。
　コンセプトは「伝統と現代の結び」で、奈良公園の西端、東大寺や興福寺、春日大社などの世界遺産にも囲まれた緑豊かなエリアに立地する。自然や歴史と伝統、神秘的な雰囲気を持つ奈良の魅力を世界に向けて発信していくことを目指すという。
　一部客室には天然温泉の内風呂や露天風呂を設え、ホテルメイン棟は、大正時代の建造物「奈良県知事公舎」を当時の設えを残しながら蘇らせる。このほかホテル館内には、奈良のテロワールと食文化を体感できるレストラン、蔵を活用した鮨カウンター、温泉露天風呂を配したスパを備える。同敷地内には日本庭園「吉城園」、旧興福寺子院「世尊院」をリノベーションしたカフェなどが揃う。

■紫翠（しすい）ラグジュアリーコレクションホテル 奈良開業日：2023年8月29日（火）所在地：奈良県奈良市登大路町62番地施設内容：客室（全43室・43〜98平方メートル）、レストラン（イノベーティブ、鮨）、プライベートスパ（トリートメントルーム・貸切温泉露天風呂）×2室、駐車場（10台）公式ホームページ