明大のエース・村田賢一が6回2失点で今季2勝目「調子の良くない中、自分のピッチングができた」

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2023年05月14日 06:03  ベースボールキング

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明大・今井英寿外野手(左)、村田賢一投手(右)[写真=灰原万由]
【東京六大学野球・春季リーグ戦】
○ 明大 15 − 4 早大 ●
(13日・神宮)

 リーグ3連覇を狙う明大は先発したエース・村田賢一投手(4年・春日部共栄)は6回2失点(自責1)の好投で、今季2勝目をマーク。17安打15得点の猛攻で早大に大勝し、3シーズン連続となる43度目のリーグ優勝に王手をかけた。

 本調子でなくとも、粘り強く先発の役割を果たした。初回、先取点をもらった直後に3番・熊田に同点ソロを被弾。試合は振り出しに戻されたが、その後打線が奮起。味方が大量リードを奪う中、右腕は悪天候の中でも6回2失点(自責1)と試合は作った。「早稲田さんはみていた中で、ボールが高めに浮いていると非常に捉えられていて、ボール球でもしっかりついてくるというのはあったので、ボールを浮かせないように心がけた」と投手としての引き出しの多さを見せ、「自分の調子の良くない中、自分のピッチングができたことは良かった。今後も雨だったり、こういうコンディションの中でやることも考えられるので、いい練習になった」とうなずいた。

 明大は14日の早大2回戦に勝利すれば、3シーズン連続となる43度目のリーグ優勝が決まる。田中武宏監督は「明日以降どうなるか分からないので、今日はたまたま勝てたということで。もう全員が明日の第2戦に向けて、やっちゃいけないエラーとかも出ましたから、まだまだという気持ちで全員いると思います」と勝って兜の緒を締め直した。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)

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