ママスタ
世のなかにあふれる手作り品を見るたびに、なにか作れる人が羨ましいなぁなんて思うことはありませんか？ 自分で作れたら、それは世界にたった1つだけの存在で、誰にも真似できないステキなものですよね。しかしそのような素晴らしいスキルをもつママから、とある心配事が寄せられたのです。
『ネットで手作りの洋服や手編みのものは貧乏くさいという意見を見かけましたが、皆さんもそう思いますか？ 手作りのものを子どもに身に着けさせていると、貧乏くさいとか、服を買うお金もないんだといじめられることもあると知って、ショックを受けています』
手作りが大好きな投稿者さんは、普段からお子さんたちにお手製の洋服などを作っているそうです。超がつくほど不器用な筆者からすれば羨ましい限りですが、ネット上で見た、心ない言葉に投稿者さんはショックを受けてしまったようです。手作りの洋服を着ていると、貧乏くさいといわれるなんてことは、本当にあるのでしょうか。
ママたちから届いた励ましの声
『オリジナルの一点ものなんてステキ！ 意地悪なコメントに負けないで、これからも子どもたちに可愛いものを作ってあげてね』
『自分が不器用だから投稿者さんはスゴいし尊敬する。子どもたちにとっては絶対いい思い出になるから、写真をいっぱい残してあげてね』
続々と寄せられたママたちからの励ましの声。筆者と同じように、手作りができるママに憧れるママの多いこと、多いこと。ママたちは手作りできる投稿者さんを妬むことなんてなく、まるで拍手喝采をするかのように励まし続けてくれました。
手作りのほうが市販品よりはるかに費用がかかる
『毛糸って、高いものだと1玉で安いニットが1枚買えるよね。上手な手作りは、お金と時間に余裕があるんだなって思うよ』
『手作りは既製品以上の値段や手間暇がかかる。それを知らないで「貧乏くさい」とか言っているんだよ』
投稿者さんに励ましの声を寄せているママたちは、手作りするにはそれなりの金額がかかることを理解してくれているのです。ママの声にあるように、手作りのものを「貧乏くさい」と言ってのけてしまう人は、おそらく材料費について知らないのかもしれませんね。
発生している費用は材料費だけかもしれませんが、デザインや製作工程にだって本来工賃が発生するはず。そう考えると、手作りの子ども服1枚がいったいいくらになるか、想像できませんよね。どう考えても「貧乏くさい」なんて言えません！
手作りは貧乏くさいと思われてしまう2つのケース
なぜ手作り品が貧乏くさいと思われてしまうのか。ママたちから寄せられた声を見てみたところ、理由としてあげられたのは、他人へのプレゼント問題と、クオリティの問題の2つでした。
他人へのプレゼント
『サイズぴったりで好みの色や形で作れるし、時間も材料費も掛かるから尊敬するよ。器用で羨ましいと思うし愛情も感じる。でも他人の作ったものは決していらない。家族用に作るなら貧乏くさいとは一切思わないけど、他人へのプレゼントで手作りの物を作ってあげるのは、貧乏くさいと思っちゃう』
ママたちは口を揃えて手作りはお金がかかると話していましたが、材料費や手間暇がかかっていても、他人へのプレゼントとなると話が少し変わってしまうようです。なぜプレゼントとなると突然「貧乏くさい」となってしまうのでしょう……。
『ネットとかでよく叩かれているのって、プレゼントとかお下がりだよ。好みのものではない手作りのものは重い』
『デザインにこだわりがあるから貰うのは正直困る。でも自分で作って子どもに着せるのは素敵だと思う』
誰しも好みがありますし、好きなデザインではないものを手作りでプレゼントされては、困ってしまうこともあるでしょう。それならば好みのデザインの市販品を貰えるほうが嬉しいと思う人もいるのではないでしょうか。手作り品を人に贈ることが「貧乏くさい」となる明確な理由についてのコメントはありませんでしたが、好みではない手作り品をプレゼントとして渡されると、プレゼント代をケチっているように感じるのかもしれません。
クオリティ……
『素人が一目でハンドメイドってわかるようなものなら、違う意味で貧乏くさいとは思う』
一目見たくらいでは手作り品とはわからないほどクオリティが高いものもあれば、その一方で申し訳ないけれど「これはちょっと……」と思うクオリティの手作り品もあるわけです。ママたちはそのクオリティが「貧乏くさい」と言われてしまう理由ではないかと話していました。
外野の言葉に負けずに、好きなことを好きなだけやろう
『ネットで見ただけで、実際に言われたわけでもないしいじめられたわけでもないんだよね？ なら他人がどう思おうと関係ないし気にしなくていいよ』
ネットの心ない発言にショックを受けて傷ついてしまった投稿者さん。しかしそれはあくまでもネットのなかの声。直接言われたわけでもない言葉を、いちいち気にする必要はないとママたちは話しています。
顔も見たこともない、どこの誰かもわからない人に、自分の大切にしている好きを踏みにじられてたまるものですか！ 見てしまったものは気になるかもしれませんが、どうかそのようなことは気にせず、好きなことを好きなだけやって、楽しい毎日を送りましょう。
文・櫻宮ヨウ 編集・みやび イラスト・Ponko
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