再生回数1.8億回超 公園の遊具に潜む危険を見抜く「遊具安全検査官」が笑いを誘う(豪)<動画あり>

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2023年05月14日 15:01  Techinsight Japan

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子供が鉄製のバーに頭を打ち付けて脳震とうを起こす危険性を人形を使って指摘するルークさん。乱暴に見える動画だが、彼はいたって真面目に伝えている(画像は『Luke Donkin 2023年1月16日付TikTok「The playground safety inspector」』のスクリーンショット)
オーストラリア在住のコメディアン、ルーク・ドンキンさん(Luke Donkin)の動画がTikTokで大人気だ。ルークさんは架空の人物「遊具安全検査官」に扮し、公園に設置された遊具の危険性を嘲笑的に伝える様子がユーザーを爆笑の渦に巻き込んでいる。スイスのニュースウェブサイト『Watson』などが伝えた。

コメディアンのルーク・ドンキンさんはTikTokを中心に活動しており、豪大手ホームセンター「バニングス(Bunnings)」やスーパーマーケット「コールス(Coles)」などのスタッフに扮した動画が話題を呼び、現在ではTikTokのフォロワー数が560万人を超えている。

そんな彼が架空のキャラクター「遊具安全検査官」に扮し、公園に設置された遊具の危険性を子供の人形を使って指摘していく動画は、再生回数が1.8億回を超えるなど大きな反響を呼んでいる。

1月16日に投稿されたその動画は、ルークさんがハット帽を被り安全ベストを身に着けた「遊具安全検査官」として、公園の遊具を調査していく様子を収めたものだ。

まず大きな遊具の側面に張られたロープ製のネットに向かい、ルークさんは人形を何度も激しく叩きつけて「向こう側には行けないね」と転落の危険がないこと確認した。

次にルークさんは、ばね式の遊具に人形を乗せて激しく遊具を揺らし始めた。人形は遊具に跨ることやバーを握ることもできないので、吹き飛んで地面に叩きつけられてしまうが、それでもルークさんは真剣な表情で危険性を指摘した。

さらにルークさんは、子供がのぞき込んだり、手足をかけて遊べるような丸い穴の開いた遊具を調査した。人形の腕を穴にはめこんだ後、ルークさんは乱暴に引っ張った。すると穴に引っかかった人形の腕は関節から簡単に抜け落ちてしまい、ルークさんはその惨状を見て「これがあなたの子供(の末路)だ」と大真面目な顔で視聴者に腕の脱臼や骨折の危険性を訴えた。

そして子供に人気な遊具の「滑り台」に向かったルークさん。直射日光に照らされた金属製の滑り台を温度計で計測すると、36.9度と高温になっている。するとルークさんは、子供の声色を真似て「金属製の滑り台で生きたまま焼かれるよー」と叫びながら人形を滑降させ、「3度熱傷!」「これのどこが安全なんだ」と熱々になった滑り台の安全性を非難し、嘲笑した。

その後もシーソーやブランコ、ひも状遊具など次々に調査していくルークさんは、公園内に設置された金属製の安全バーやのぼり棒、鉄枠などのありふれた突起にも目を向ける。鉄製のバーの位置の安全性に懸念を抱いたルークさんは、人形を走りまわる子供に見立ててそれらにぶつけると「脳震とう!」、さらに地面に落ちて頭を打った人形に「ダブル脳震とう!」とリズムよく決め台詞を言った。

これらの事故はコメディアンであるルークさんが動画を面白おかしくするため、人形を使って遊具の危険性を必要以上に大きく誇張して伝えたものだ。

しかし架空の人物とはいえ、ルークさんが演じる「遊具安全検査官」の真面目な仕事ぶりや嘲笑まじりの言動が、絶妙な笑いを誘うのである。

この「遊具安全検査官」シリーズは2020年2月11日に彼のTikTokに初めて登場し、徐々に人気を高めていった。ルークさんの今回の動画には、ユーザーからこのようなコメントが寄せられている。

「金属製の滑り台って本当に熱いのよね! 私も火傷しかけたわ」
「なんでこんなに面白いの」
「本当に、遊具安全検査官として議会で働くべきよ」
「脳震とう! ダブル脳震とう! が好きすぎる」
「この公園、本当に危ないわね」
「うちの近くの公園も調査しに来てほしいわ」



画像は『Luke Donkin 2023年1月16日付TikTok「The playground safety inspector」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

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