「LVMHイノベーションアワード 2023」のファイナリストが発表、18社が候補に

　LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループ（以下、LVMH）が、「LVMH イノベーションアワード 2023」のファイナリストとなる18企業を発表した。フランス・パリで開かれるスタートアップイベント ビバ・テクノロジー（Viva Technology）期間中の6月15日に授賞式を開催し、大賞を発表する。

　LVMH イノベーションアワードは、スタートアップ企業を評価する賞として2017年に設立。過去5年間以内に創設され、評価額が1億ドル未満、従業員数50人未満のスタートアップ企業が対象となるほか、LVMHグループとメゾンが取り組んでいる課題への解決策を提示することが条件となる。
　ファイナリストに選出された企業はビバ・テクノロジーで開催されるLVMHラボ内でプレゼンテーションを実施し、その後大賞受賞企業が決定される。受賞企業はLVMHグループの投資専門家の支援を受けられるほか、起業家の育成や新たなビジネスを支援する施設 STATION FでLVMHプログラムに参加することができる。これまでに、ヒューリテックやアムステルダム発祥のリテールテクノロジー企業 クロボックス（CROBOX）、「エスティ ローダー（ESTĒE LAUDER）」が導入しているスウェーデン発のライブ配信ソリューション バンブーザー（Bambuser）などが大賞に輝いている。
　2023年度は、LVMHグループが取り組むオムニチャネル＆リテール（Omnichannel & Retail）、没入型デジタル体験（Immersive Digital Experiences）、サステナビリティ＆グリーンテック（Sustainability & Greentech）、従業員エクスペリエンス、ダイバーシティ＆インクルージョン（Employee Experience, Diversity & Inclusion）、ブランド価値向上のためのイメージ＆メディア（Image & Media for Brand Desirability）、オペレーション・エクセレンス（Operations Excellence）の6つをカテゴリーとして用意。1320以上の候補から、フランスのWeb3スタートアップ メタバース（METAV.RS）や、羊毛から気泡緩衝材を作成するエストニアのウーラ（Woola）など18社が選出された。
◾️ファイナリストBADGER／NEOBRAIN／SKILLEO／BLOOM／VIDMOB／WIZALY／ABSOLUTE LABS／FOSFOR／METAV.RS／CHATLABS／EKOO／SAVE YOUR WARDROBE／APOLLO PLUS／FABRIQ／LIVINGPACKETS／BIOWEG／RELEAF PAPER／WOOLA