体格の良すぎるカミツキガメ 「まるで怪物」と発見者も驚愕(米)<動画あり>

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2023年05月16日 16:11  Techinsight Japan

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米シカゴ川で友人とカヤックをしていた男性がカミツキガメを発見。動画を撮影しカメラでズームしてみると、その立派な体格に驚いたそうだ(画像は『Joey Santore 2023年5月6日付Twitter「Chicago River Snapper aka Chonkosaurus.」』のスクリーンショット)
今月6日、Twitterに投稿された動画が大きな話題を呼んでいる。米シカゴ川で撮影されたその動画には、立派な体格をしたカミツキガメの姿が映っていた。この大きなカミツキガメの姿を見た専門家は「もはや別次元の生き物」と、見たこともないサイズに驚いているという。米ニュースメディア『USA TODAY』などが伝えている。

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米イリノイ州シカゴを流れるシカゴ川にて先日、友人とカヤックをしていたジョーイ・サントーレさん(Joey Santore)は、川の真ん中にあった鎖の上にカミツキガメの姿を発見した。そのカミツキガメは立派な体格をしており、驚いたジョーイさんはカメラを取り出してその姿を動画に収めることにした。

撮影された映像には、広い川の中央で休憩しているカミツキガメの後ろ姿が映っている。カメラがズームすると、がっしりとした体つきが確認でき、ムチムチと肉づきが良い四肢は甲羅からはみ出ているのではないかと勘違いしてしまうほどだ。そして長く鋭い爪がしっかりと鎖を掴んでいた。


このカミツキガメの姿を見たジョーイさんは、あまりの体格の良さに感心し「なんて巨大なカメなんだ。まるで怪物だな」と呟いた後、カメに向かって「よお! いい体だな! 健康そうだ」と声をかけている。

同州クック郡の森林保護区で野生生物学者を務めるクリス・アンカーさん(Chris Anchor)によると、シカゴ川においてカミツキガメは珍しい生物ではないが、これほどのサイズの個体が目撃されるのはレアなケースだという。クリスさんは「通常、カミツキガメは川底で生活しています。岩の上で日光浴をしているニシキガメやミシシッピアカミミガメはよく見かけますが、カミツキガメはほとんど見かけません。カミツキガメを水の中以外で見かけるとすれば、冬眠を終えた後か産卵のためくらいです。今回の個体は冬眠を終えた直後で、水の中から出て太陽を浴び、熱を集めようとしていたのだと思います」と推測している。

「本当に大きな個体ですよ。実際に計測しなければ正確なサイズは分かりませんが、非常に成熟した巨大なカミツキガメと言えるでしょう。我々はシカゴ都市圏で年に十数匹のカミツキガメの対応にあたっていますが、50〜60ポンド(約22.6〜27.2キロ)のカミツキガメは非常に稀です。もはや別次元の生き物ですよ」とクリスさんは驚きを隠せない様子で語った。

ジョーイさんが自身のTwitterアカウントにこの動画を投稿すると、「毎日欠かさずトレーニングをしたんだろうな」「なんて大きさだ。いい物を食べているんだね」「甲羅よりも体の方が大きいじゃないか」「もっと大きな甲羅が必要そうだ」「500年くらいは生きていそう」など目を疑うサイズのカミツキガメに驚きの声が相次いだ。

クリスさんは「カミツキガメもこの大きさになると、口に入るものは何でも食べると思います」と話しており、野生のカミツキガメを見つけた場合には捕獲したり邪魔したりせず、遠くから観察して楽しむように注意を呼びかけた。

ちなみに2021年4月にはタイで、規格外サイズの巨大トカゲがコンビニに現れ、騒然とした店内の様子を捉えた動画が話題を呼んでいた。



画像は『Joey Santore 2023年5月6日付Twitter「Chicago River Snapper aka Chonkosaurus.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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