青学大のエース・常廣羽也斗「今日は自分が責任を取る気持ちで」昨秋は勝てば優勝の大一番でサヨナラ負け

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2023年05月18日 06:13  ベースボールキング

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青学大・下村海翔投手(左)、常廣羽也斗投手(右)[写真=灰原万由]
【東都大学野球・春季リーグ戦】
○ 青学大 10 − 1 国学院大 ●
(17日・神宮)

 青学大が昨秋Vの国学院大に連勝。勝ち点を4に伸ばし、2006年春以来、17年ぶり13度目のリーグ優勝を果たした。亜大、中大も勝ち点4の可能性を残すが、いずれの場合も勝率で両校を上回るため、亜大との最終カードを残して戦国東都を制した。先発したエース・常廣羽也斗投手(4年・大分舞鶴)は6回1失点(自責0)の好投で今季3勝目をマークし、33季ぶりVに大きく貢献した。

 苦い経験を良薬に変えた。昨秋は勝てば優勝の大一番の試合でサヨナラ負けを喫し、自力優勝の可能性が完全に消滅。「去年は自分が最後のマウンドで点を取られて負けて悔しかった」。この日も勝てば優勝が決まる大事な試合に登板したが、6回1失点で7つの三振を奪う好投を披露。先発の役割を果たし、「今日は自分が責任を取る気持ちでマウンドに上がりました。自分が入学したときは2部。自分のピッチングにはあまり満足できていないんですけど、2部を経験している代が1部に上がって優勝できて嬉しい」と喜びを口にした。

 青学大は17年ぶり5度目の全日本大学選手権(6月5〜11日)出場を決め、6月6日の2回戦(東京ドーム)で国際武道大(千葉県代表)と広経大(広島六大学)の勝者と対戦する。リーグ優勝の先に見据えるのは、18年ぶりの日本一のみ。「日本一の最後のマウンドに自分のピークを持っていけるように、ここから状態を上げていきたい」と背番号16。全国の舞台でも、エースは快投を演じてみせる。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)

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