阪神・西勇輝が7回1失点の好投で2勝目 解説陣は「左封じ」の投球術を大絶賛

0

2023年05月18日 06:52  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

阪神・西勇輝 (C) Kyodo News
◆ 「マウンドを踏む位置が独特」

 阪神は17日、敵地での中日戦に3−1で勝利。先発の西勇輝が好投を見せ、2カード連続の勝ち越しを決めた。

 序盤から走者を背負う場面があったものの、要所を締める投球を披露した西勇。7回までソロ本塁打による1失点に抑える好投を見せ、7回を100球、5安打・4奪三振でチームを勝利に導いた。

 試合後のヒーローインタビューでは「相手の先発が涌井投手ということで、僅差のゲームをイメージしていました。初回から点を与えないように、梅野と話し合いながら上手くゲームを作ることができて良かった」と試合を振り返った。


 この試合の西勇の投球について、17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏は「西は左打者をどう抑えるかがカギになってくる投手。初回に大島(洋平)選手にヒットを打たれた以外、全く相手左打者に仕事をさせなかった」と好投の要因を解説する。

 元同僚でもある西の特徴には「マウンドを踏む位置が独特なので、右打者は角度があるように感じる」というポイントを挙げ、「攻略には左打者がポイントになるが、今日は完璧に抑え込んだ」とコメント。中日の左打者4人に対して12打数1安打と抑え込んだ投球を称賛した。


 また、同じく番組に出演した齊藤明雄氏は、右投手の左打者対策として「アウトコースのシュート系の球を有効に使う」と語り、その結果「インサイドに投げ込むスライダーが、左打者からしたら食い込んでくるように感じる」と解説。この日の西勇はそれができていたことを強調しつつ、「本来のスイングをさせていなかった」とその投球術を高く評価した。

 ベテラン右腕の好投もあり、阪神の貯金は今季最多の「9」まで伸びた。2位のDeNAも勝利したため、ゲーム差は変わらず「2」のままだが、手堅い試合運びで首位の座をがっちりキープとなった。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



【動画】阪神が6連勝で貯金「9」/5月17日:中日−阪神のハイライト

    ランキングスポーツ

    ニュース設定