中日、今季最長5連敗で借金12…”得点取り消し”の走塁ミスにファンため息

● 中日 1 − 4 阪神 ○
＜9回戦・バンテリンドーム＞

　中日は今季最長の5連敗。直近3カードでは9戦8敗となり、借金は今季ワーストを更新する「12」となった。

　今季初勝利を目指す先発・柳は立ち上がりに苦しんだ。初回は安打と2四球で二死満塁のピンチを招き、6番・ミエセスに痛打。フルカウント後のカットボールを三塁線へ弾き返され、これが走者一掃の3点適時二塁打となった。

　2回は一死一塁で、1番・近本に右翼線突破の適時二塁打を許し4失点目。3回以降は粘り強くゼロを並べたが、序盤の失点が響き7回途中8安打4失点、5奪三振4四球の内容で開幕から自身4連敗となった。

　打線は相手の好守にも阻まれ、阪神先発・伊藤将の前に5回まで無得点。それでも6回、4番・石川昂の中前適時打でようやく1点を返した。

　3点を追う8回は二死一、二塁で6番・村松が左翼線へ落ちる安打を放ったが、三塁を狙った一走・細川がタッチアウト。二走・石川昂は2点目の生還かと思われたが、本塁前でスピードを緩めていた石川昂のホームインよりも細川の三塁ベース上でのタッチアウトの方が早く、2点目の生還は認められなかった。