
株式会社ウェイブダッシュ(東京都千代田区)が運営する地域応援サイト『生活ガイド.com』は、このほど同サイトの会員1万9106人を対象とした「全国住みたい街ランキング2023」を発表しました。その結果、1位は11年連続で「神奈川県横浜市」が選ばれたそうです。
ランキングは、2022年4月〜2023年3月の期間に、同サイトの会員が住みたい街として選んだ市区町村を集計したといいます。なお、回答者の年代は、10代(3%)、20代(23%)、30代(32%)、40代(19%)、50代(14%)、60代以上(9%)となっています。
調査の結果、「全国住みたい街ランキング2023」の1位は、根強い人気の「神奈川県横浜市」が、11年連続で1位を獲得しました。次いで、2位「北海道札幌市」、3位「福岡県福岡市」、4位「東京都港区」、5位「東京都世田谷区」と続いています。
また、2022年度より順位が変わったのは、「東京都港区」(7位→4位)と「愛知県名古屋市」(4位→7位)で順位が入れ替わる形となったほか、「京都府京都市」が8位から10位へランクダウン、「兵庫県神戸市」(9位→8位)と「埼玉県さいたま市」(10位→9位)がランクアップしています。
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子育て制度に力を入れている市がランクアップ
同サイトが注目したのは11位以下だった市区のうち、大幅にランクアップした「兵庫県明石市」と「千葉県流山市」。明石市は31位から16位に、流山市は57位から28位に順位を上げており、どちらも子育て制度に力をいれている市というのが興味深いといいます。
「明石市」は、市長のリーダーシップのもと子育て制度に力を入れており、子どもの医療を18歳まで市外病院、薬代も込みで無料にする制度や、生まれてから1歳まで毎月おむつや子育て用品約3000円分を自宅に届けてくれるサービスの実施、中学校給食無料化、公共施設の無料化など数々の子育て制度を打ち出しています。
また、「流山市」は、『母になるなら、流山市。』のキャッチコピーで有名になったように、こちらも子育て制度に力を入れている市です。
駅に子どもを連れて行けば保育園までバスで送迎してくれる「送迎保育ステーション」は、家から遠い保育園に入っても、毎朝の送り迎えのために遠くの保育園まで行く必要がなくなるサービス。さらに、ベビーカーでの移動を考え駐車場まで段差をなくすなど、子育て世帯に配慮したマンションを流山市が認定する制度の「子育て応援マンション認定制度」などもあり、子育て世帯にとって魅力的な街は、人気が出やすいことがうかがえたそうです。
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