墓地で花を売った男、その花を盗んで再び売る 「死者を冒涜している」と非難殺到(南ア)

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2023年05月23日 05:11  Techinsight Japan

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花を購入した家族が墓地を出ていくのを見届けると、墓から花を盗み、再び販売していた男に「死者も許しているはず」「死者への冒涜」と様々な声が届く(画像は『IOL 2023年5月15日付「Man alleged to be selling flowers
南アフリカの都市ダーバンにある墓地で、花を売り、盗み、再びその花を販売した疑いのある男が捕まった。被害者が告訴をしていないために釈放されたが、SNSでは非難の声が殺到している。南アフリカのニュースメディア『IOL』などが伝えた。

南アフリカのダーバンにある大きな町「チャッツワース」で、地域住民により構成される防犯監視グループ「チャッツワース防犯監視隊(Chatsworth Crime Watch)」から寄せられた情報によると、5月13日に「シャルクロス・イスラム墓地(Shallcross Muslim Cemetery)」を訪れた家族が、墓から花を盗んだ男について報告した。するとこの防犯監視グループをはじめ、複数の警備会社が駆けつけた。

捕まったのはナジール(Nazir)という名の男で、彼はこの墓地の入り口で花を売っていた。彼は花を購入した家族が墓地から去るのを見届けた後、売った花を墓から盗み、再び売るためにバケツに入れていた。仕事が終わる頃にボスがやってくると、ナジールは「あまり花が売れなかった」と報告し、何度も売り上げを着服していたとみられている。また「墓に置いていた貴重品が盗まれた」と訴える家族もいたようだ。しかし被害者家族の誰もが告訴することを拒否したため、ナジールは釈放されたそうだ。

この件がFacebookに投稿されると、「リサイクル」「彼は自分が食べるためにやったに違いない、死者も許しているはず」と援護の声が届いた。しかし一方で「死者に対する敬意も、遺族に対する敬意もない」「墓地での犯罪なんて、受け入れがたい」「死者への冒涜」「投稿写真で犯罪者の顔を隠すべきではない」といった非難するコメントが相次いだ。さらに「87歳になる母が近所に住んでいるが、母の庭から花を盗んでいる男に違いない」というコメントもあり、ナジールが売っていた花自体が窃盗により得たものではないかという疑惑も指摘されていた。

画像は『IOL 2023年5月15日付「Man alleged to be selling flowers, stealing and re-selling them at a Durban cemetery」(Picture: Chatsworth Crime Watch)』『TimesLIVE 2023年5月17日付「Grave flower ‘thief’ nabbed at Durban cemetery」(image:Chatsworth Crime Watch)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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