サントリーが酒税改正に伴い価格を見直す「ザ・プレミアム・モルツ」(左)と「金麦」(同社提供) サントリー(東京)は25日、酒税改正による減税に伴い、10月1日から缶ビールを値下げすると発表した。主力の「ザ・プレミアム・モルツ」(350ミリリットル)は、コンビニエンスストアでの店頭価格が消費税別で247円程度から240円程度に、4月発売の「サントリー生ビール」(同)が199円程度から192円程度に下がる見込み。
一方、増税される第三のビール「金麦」(同)は、157円程度から166円程度に上がる公算が大きい。このほか、ワイン490品目も値上げする。
10月の酒税改正を巡っては、アサヒビールが缶の「スーパードライ」、キリンビールも「一番搾り」を値下げすると発表。需要拡大が見込まれるビールのシェア争いが一段と激化しそうだ。