ママスタ前回からの続き。投稿者さんは近所に住んでいる放置子に悩まされています。なぜならその子は毎日投稿者さんの家のインターホンを押すのだそう……。投稿者さんが「遊べないよ」「帰って」と何度も断っても、「ご飯を食べてない」「家に誰もいない」と食い下がるようです。投稿者さんとしては、今後来ても無視をして関わらないようにしたいと考えています。
投稿内の一部のママたちからは「優しく受け入れてあげたらいいのに」という声もあがりました。しかし「一度受け入れたらそれが当たり前になる」「根本的な解決にはならない」というコメントも寄せられ、放置子問題は社会問題にも通じることがよくわかります。さて投稿者さんは今後どのような方法をとるべきでしょうか？
まずは学校に相談してみよう
ママたちから最初におすすめされたのは、学校に連絡を取る方法でした。
『学校に電話してみたら？ 先生からの話は効果あると思う』
『まずは学校に相談してみよう。ひょっとしたらネグレクトかもしれないし』
放置子が近所の子なのであれば、どのお宅の子どもなのか投稿者さんは把握しているはずです。それならば相手の名前を出しながら学校に報告するのは、いい方法と言えるでしょう。学校側から本人に話をしてもらえるかもしれません。
『放置子がいる、というのは学校も把握してなくちゃいけないことだとは思う』
学校としても、放置子がいるという事実を把握しておくのはいいことですよね。学校を挟めば、投稿者さんが相手の親と直接話すよりも角が立たないでしょう。
状況によっては児童相談所に連絡をしてもいいかもしれない
『その子もある意味被害者だよね、可哀想に。でも個人でどうこうできる問題じゃないから、児相に相談かな。「毎日来て困ってる、ご飯も食べられていないらしい」って言ったら、すぐ動いてくれると思う』
『「ご飯食べてない、家に誰もいない」って状態なのよね？ それなら児相に通報だね』
「ご飯を食べていない」と話していた放置子。それならば児相（児童相談所）に連絡をしてもいいでしょう。ご飯を食べていない、家に誰もいないという状態なのであれば、児相が介入して一時保護をしてくれるかもしれません。本当にその放置子が困窮しているのあれば、通報するのはその子のためにもなるのではないでしょうか。
『投稿者さん、児相に通報しましょう。これから暑くなるし、投稿者さんの敷地内でその子が倒れてたりしたら、投稿者さんもいろいろと聞かれるかもしれないし』
極端に暑い日や寒い日に放置子が屋外でウロウロしていたら……体調を崩して倒れてしまう可能性だってあります。何かあってからでは遅いですし、投稿者さんとしても後悔する事態にもなりかねません。通報や相談は匿名で行うことも可能ですし、もしものことを考えて通報をしておくのは、決して悪いことではないでしょう。
参考：厚生労働省：『児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について』
本当に事態が深刻なら、警察に相談
『断っても帰ってくれないなら警察に言ったらどう？ 警察が動く事態になれば、相手の親もことの重大さをわかってくれそう……』
『児相だとすぐ家に来てくれるかわからないよね。投稿者さんの状況的に、放置子が来たときは誰かがすぐに家に来てなんとかしてほしいんでしょ？ すぐ来てくれるとすれば近くの交番のお巡りさんかと。児相はその前に相談しないと来てくれなさそうだよね』
ママたちが最終手段として挙げたのは警察でした。もし投稿者さんが「今すぐ誰か家に来てほしい！」と思うタイミングがあるなら、警察がいちばん動いてくれやすいかもしれませんよね。また「警察に相談した」という事実があれば、相手の親も今後は対応についてきちんと考えてくれるのではないでしょうか。警察に相談をするのはややハードルが高く思えるかもしれませんが、ひとつの方法として視野に入れておくのもいいでしょう。
ひとまず投稿者さんの対応は……
投稿者さんは最後にコメントを寄せてくれました。
『夫に相談したところ、その子に「今後来てもらっても一緒には遊べないから」と本人に言ってくれました。そして学校にも相談に行ってきました。「今後も続くようなら警察や児相に連絡する」と伝えると、「本人の母親に連絡します」と回答してくれました。その後、今のところは来なくなりました』
どうやら旦那さんから放置子に話をつけてもらったようです。また学校にも相談をしたことで、ひとまず事態は収束しました。今後はどうなるかわかりませんが、これからは何も問題がないといいですね。
家に毎日押しかけてくる放置子に悩まされていた投稿者さん。近所の子ともなると、なかなかないがしろにできませんよね……。とはいえ投稿者さんにも生活がありますから、「もう無視してしまいたい！」と考えるのは当然のことでしょう。今回はひとまず学校に相談をすることでひと段落という結末を迎えました。もし今後また問題が持ち上がったときには、児相や警察に相談するのも考えておくのがいいかもしれません。
文・motte 編集・みやび イラスト・マメ美
■ママスタセレクトで読む
ライフスタイル
