ラグビーW杯が9月にフランスで開催される。その代表メンバーの36人が5月23日に発表され、ラグビーファンからは悲喜こもごもの声が。
W杯で気になる「あの男の行方」
「2大会前の'15年W杯は五郎丸選手の活躍で日本ラグビーが日の目を見て、4年前は開催国が日本ということもあり、大いに盛り上がりました。当時の立役者で3大会連続出場となる主将のリーチマイケル選手［34・東京ブレイブルーパス］や、松島幸太朗選手［30・東京サンゴリアス］、パワフルなプレーと甘いルックスで女性人気が高い姫野和樹選手［28・トヨタヴェルブリッツ］は今季も続投で喜びの声があがっています。
また、今季初選出の選手が9人もいて新陳代謝を感じさせる選出も話題に。リーグワンで2位のトライ数をマークした木田晴斗選手［24・クボタスピアーズ］は今大会で注目の選手になりそうです。一方で、2大会連続出場し、姫野選手同様に女性人気が高かった田村優選手［34・横浜キヤノンイーグルス］は選考漏れし、ファンからは落胆の声があがっています。田村選手はリーグワン終盤でもいいプレーを見せていただけに、落選は非常に残念ですね」（スポーツ紙記者、以下同）
そこで気になるのはあの男の行方。
4年前のラグビーW杯で圧倒的に知名度を上げたラグビー選手といえば、それは“笑わない男”こと稲垣啓太選手［32・埼玉ワイルドナイツ］だろう。前回の大会があった'19年の『M-1グランプリ（テレビ朝日系）』では笑みくじを引く大役も果たした。私生活では'22年にモデルの新井貴子（32）と結婚。今季リーグワンでも所属チームのワイルドナイツは準優勝し、公私共に絶好調だが、一部ではアンチの声も。
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“笑わない男”のプレーは今回が最後か
「稲垣選手は結婚発表の際にモデルの夫人を気遣ったのでしょう、おしゃれなツーショット写真をインスタにあげて結婚報告しました。それが一部のアンチにかみつかれることに。“勘違いしてね？”、“結婚発表の時くらい笑えよ”などの心無い意見がSNSなどでは散見されました。
それでも稲垣選手は粛粛と自分のプレーにフォーカスして仕事をやりきった。稲垣選手の所属するワイルドナイツはおのおのがプロとして自分の役割を全うするビジネスライクな要素が強いチーム。誰に何を言われようが稲垣選手は自分の仕事を黙々とこなしていました。ただ今季はコンディションが悪い時期があって試合に出ていない時も多かったので、代表選出を危ぶむ声も一部でありました」
今年のW杯でも笑わない男のプレーは見られるのか。
「稲垣選手はもちろん代表に選出されました。稲垣選手と同じチームで、ドレッドヘアがトレードマークの堀江翔太選手も37歳という年齢から今季は呼ばれないかなと思ってましたが、その功績から見事、代表入りを果たしました。ただ、ラグビーは20代前半から中盤が一番ベストコンディションとされるスポーツです。6月には33歳となる笑わない男のプレーを見られるかというと、難しいかもしれません」
笑わない男のプレーを見られるのは今季が最後？ トロフィーを手にした稲垣選手が笑う姿が待ち望まれる。
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