既に6シーズンぶり通算11度目となるエールディヴィジ制覇を決めているフェイエノールトは、ホームにフィテッセを迎えた。試合はフェイエノールトがボールを保持する時間が続きながら、43分に右サイドを崩されてマルコ・ファン・ヒンケルにゴールを許す。最終的にはこのゴールが決勝弾に。フェイエノールトは連勝記録が「13」でストップしてシーズンを終えることとなった。
引き分け以上の成績で来季のチャンピオンズリーグ （CL）予選3回戦への出場権を手にできる2位PSVは、逆転でヨーロッパリーグ（EL）予選プレーオフ出場権獲得を目指すAZの本拠地に乗り込んだ。AZに所属している菅原由勢はフル出場を飾っている。試合は65分にPSVのカウンターからシャビ・シモンズが先制ゴールを決めたものの、84分にPKで追い付かれる。このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、再びPSVのカウンターが炸裂。スピードに乗ったドリブルでX・シモンズが敵陣を独走し、GKもかわして無人のゴールに流し込んだ。このゴールでPSVが2−1で勝利。最終節を待たずにルート・ファン・ニステルローイ元監督がクラブを離れるというアクシデントもあったが、しっかりと最終節を勝利で飾って来季のCL予選に続く切符を手にした。
3位アヤックスは敵地で5位トゥウェンテと対戦。試合は9分にブライアン・ブロビーのポストプレーからドゥシャン・タディッチが先制点を決めたものの、後半キックオフ直後に自陣での連携ミスから同点ゴールを許す。その後2失点を喫し、試合は1−3でタイムアップ。アヤックスは3位でシーズンを終えることとなり、14シーズンぶりにCL出場権を逃した。
6位スパルタ・ロッテルダムは、既に降格が決まっている17位フローニンゲンと敵地で相見えた。試合はアウェイチームが1点をリードして折り返すと、後半の頭からスパルタ・ロッテルダムの斉藤光毅がピッチに送り出される。斉藤は投入からおよそ10分後の58分、トビアス・ラウリツェンのポストプレーからペナルティエリア中央へ侵入。スピードを上げてボックス右へと持ち運び、チームの2点目を決めた。斉藤個人としては3試合連続の今季エールディヴィジ7ゴール目。その後もスパルタ・ロッテルダムがゴールを重ね、試合は5−0でタイムアップを迎えた。スパルタ・ロッテルダムは6位でシーズンをフィニッシュ。エールディヴィジでは5位から8位のクラブを対象として欧州カップ戦プレーオフが開かれるため、スパルタ・ロッテルダムはこの後来季のECL・予選2回戦の出場枠を争うこととなる。
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ユトレヒトはホームでエメンに3−2で勝利。ユトレヒトに所属している前田直輝は77分からピッチに立った。カンブールはホームでRKCに4−0と大勝。カンブールに所属しているファン・ウェルメスケルケン際はベンチ入りしたものの出番はなかった。
エールディヴィジ最終節の結果、2022−23シーズンの最終的な順位表、得点ランキングは下記の通り。
◼︎試合結果
AZ 1−2 PSV
フェイエノールト 0−1 フィテッセ
トゥウェンテ 3−1 アヤックス
ユトレヒト 3−2 エメン
フォルトゥナ・シッタート 1−1 NEC
フローニンゲン 0−5 スパルタ・ロッテルダム
カンブール 4−0 RKC
ヘーレンフェーン 2−0 ゴー・アヘッド
フォレンダム 3−2 エクセルシオール
◼︎順位表
※（）内は勝ち点／得失点差
1位 フェイエノールト（82／＋51）
───────CL出場圏───────
2位 PSV（75／＋49）
───────CL・予選3回戦出場圏───────
3位 アヤックス（69／＋48）
───────EL・プレーオフ出場圏───────
4位 AZ（67／＋33）
───────ECL・予選3回戦出場圏───────
5位 トゥウェンテ（64／＋39）
6位 スパルタ・ロッテルダム（59／＋23）
7位 ユトレヒト（54／＋5）
8位 ヘーレンフェーン（46／−6）
───────欧州カップ戦プレーオフ出場権───────
9位 RKC（41／−14）
10位 フィテッセ（40／−5）
11位 ゴー・アヘッド（40／−10）
12位 NEC（39／−3）
13位 フォルトゥナ・シッタート（36／−23）
14位 フォレンダム（36／−29）
15位 エクセルシオール（32／−39）
───────入れ替え戦───────
16位 エメン（28／−32）
───────自動降格圏───────
17位 カンブール（19／−43）
18位 フローニンゲン（18／−44）
■得点ランキング
※5位まで掲載
▼1位タイ：19ゴール
シャビ・シモンズ（PSV／オランダ代表）
アナスタシオス・ドゥヴィカス（ユトレヒト／ギリシャ代表）
▼3位：16ゴール
シドニー・ファン・ホーイドンク（ヘーレンフェーン／オランダ）
▼4位：15ゴール
サンティアゴ・ヒメネス（フェイエノールト／メキシコ代表）
▼5位：14ゴール
ルーク・デ・ヨング（PSV／オランダ代表）
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このニュースに関するつぶやき
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テンハグの後任を選びに選んで引き抜いた監督が無能だった。選手の想像以上の売却。1億ﾕｰﾛの補強予算が大外し。でもやっぱ後任が一番悪い。戦術を変えて余計な事をし過ぎた。
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