

大人になっても楽しい工場見学。作り手の思いや製造工程を知ってその商品のファンになってしまうのもうなずけます。今回紹介するのは、サントリーのザ・プレミアム・モルツを生み出している〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野の工場見学。といっても実際に足を運ぶのではなく、都内でのバーチャル体験。気軽に工場見学気分を味わえ、ビールの試飲&ペアリングフードが楽しめるイベントに、編集部が参加してきました。

謎の巨大な双眼鏡で、ビール工場へ「レッツトレック!」
“知って飲んだら、なお格別。”というキャッチフレーズで新しく始まった「ファクトリー・トレック!」。サントリーの工場見学がVRで楽しめ、醸造家たちのこだわりや製造工程について学びつつ、お酒やお料理が楽しめるイベントです。今回体験した〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野コースのほかに、ウイスキーが楽しめる白州蒸溜所と山崎蒸溜所のコースがあり、お酒好きにはたまりません。
今回訪れたのは、サントリー田町オフィスの11階にある「CAFE HARBOR」。普段は社員食堂としても利用されているところで、企業の社内にお邪魔できるのもワクワクします。
テーブルの上に体験のセットが置かれているのですが、気になるのがこの巨大な双眼鏡。これが今回の体験の決め手になるアイテムで、こちらを覗くと工場にワープできるのです。

お酒を飲みながらリラックス気分。参加型が楽しい
まずはウエルカムドリンクとして、サーバーから注ぎたてのザ・プレミアム・モルツが1杯ずつ提供されます。この日は気温が高くてビール日和。思わずぐいぐいっと飲んで気分も上がったところでいよいよスタート。
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まず、武蔵野ビール工場のイメージは?と参加者に聞いて
「機械で大量生産されている」「大きなタンクがたくさんある」「ユーミンの歌に出てくる」などさまざまなコメントが出たところで、双眼鏡を覗き込んで、VRの世界へトレック(旅)します。
途中でもビールに関するクイズが出たり、コメントを求められたり、参加者もビールを飲みながらリラックスしているせいか、発言も盛り上がります。
こっそり、目を外して周りを見渡してみると、みんな双眼鏡を持ってぐるぐると回っている様子も楽しい!

リアルに入れない場所もVRなら醸造家気分で体験できる
ビールづくりの現場を双眼鏡越しにVRで覗きながら、仕込・発酵・貯酒・官能検査という工程を丁寧に見ていきます。
この武蔵野をはじめ全国に4カ所あるサントリーのビール工場が建てられているところは、すべて良質な天然水が採れるところ。麦芽・ホップ・水、というシンプルな材料だけに、100%天然水を使ってビールを仕込むこだわりが工場の立地にも表れています。
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素材を吟味して厳選していたり、工場では必ず醸造家さんが肉眼で発酵の様子を確かめていたり、人間の五感を使ってビールの状態をチェックしていたりと、どんなに進化しても機械だけではなく職人魂を込めて作られていることがよくわかりました。

※お料理の内容は、会場や開催時期によって異なります
おかわりのビールは何倍もおいしい!料理とのマリアージュも体験
バーチャル工場見学を終えて、作り手のこだわりに触れたところで、改めて試飲&試食タイム。ザ・プレミアム・モルツ〈ジャパニーズエール〉香るエールとザ・プレミアム・モルツがサーバーから注がれて各テーブルへ。
それぞれのビールに合うおつまみと一緒にいただきます。あんなにたくさん流通しているのに、職人さんの経験やこだわりで作られていることや、丁寧に注ぐことでできるクリーミーな神泡を感じながらいただくと、よりおいしく感じられます。
この日のマリアージュフードは、チーズをカリカリに焼いたクロカンテ、トマトのブルスケッタ、ベーコンと旬野菜のフリッタータ(イタリア風オムレツ)、四元豚ロースト ネギ塩だれ、茄子とベーコンのトマトソースの5品。
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そんなおすすめのマリアージュを教えてもらいながら、ビールをまたひと口。このおいしさは、知ったからこその格別な味わいでした。